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版図という言葉についてお聞きします
版図という言葉についてお聞きします (1)過去存在した国々に対して使われていることが多いですが、なぜですか。 現在の国々に対しても使えますか。 (2)反政府組織などが実効支配しているような地域を版図と呼ぶのは変ですか。 (3)都道府県や州などに対して使うのは変ですか。
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(1)たしかに過去に存在した国に使われることが多いです。それは、モンゴル帝国などの例を見てもわかるように、けた外れに大きくなった大帝国が多く存在したからです。 現在の国に、版図という言葉を使うのは少し憚られるところがありますね。 これはやはり、帝国主義、膨張主義が華やかなりし、はるか昔の大帝国の興亡に使用するのに一番合っています。 (2)反政府組織ですと「勢力範囲」位が適当でしょう。地図の書き換えには至っていないと思います。 (3)変です。 (蛇足) 版図=大帝国の拡張主義、戦争による領土分捕り等、現在ではあまりいいイメージはありません。 しかし、国家の戦争ではなく、会社の営業戦争に使ってみたら景気よく見えて面白いと思います。 「わが社の版図は40都道府県に至った」
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- SPS700
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「版図」と言う言葉は「版図を広げる」と言うように使い、領土や勢力範囲の拡張と言う文脈で使われることが多いと思います。 (1)現在、大きく地図の色を変えるような拡張がないためでしょう。 (2)その意味では使わないと思います。 (3)「国の領域」といった原意とはすこし異なるので、使わないと思います。 僕個人の考えですが、一人の王とか皇帝が隣国を征服して自分の領土にする、そういった印象を「版図(をひろげる)」から感じます。
お礼
なるほど、勢力範囲の拡張という文脈があってのものですか。 ただ、使えないということではなく、そぐわない、というぐらいの感じですかね。 (2)(3)の意味では使わないほうがいいですね…。 回答くださってありがとうございました。
お礼
地図の変化が頻繁にある、ということを含んだことばだということですか。 時代を象徴することばということですね。 だんだんその言葉が時代に合わなくなってゆく過程というのは面白そうです。 回答くださってありがとうございました。