「理学」とは・・・
理学部卒の社会人です。会社に勤めるようになり、同僚や上司から「理学部って何やってるトコロなの?」とよく聞かれます。
「例えば水産学部で新しい養殖方法を開発したり、農学部で遺伝子改良作物を作ろうとしてるのは分かるけど、理学部は何をやろうとしてるわけ?木の葉っぱの数を数えたり、誰も知らない数式を必死に考えてたりして、それが自分達の生活の何の役に立つわけ?」
・・・と、聞かれるのです。
そのたびに、基礎科学と応用科学の違いですとか、理科とは何ぞや、という話を説明しようとするのですが、なかなかうまく伝わりません。「魚を分類して近縁とか遠縁とか調べる意味は何?実際の生活では食べれればいいじゃん」と言われてしまうのです。
ノーベル賞を受賞した小柴先生の、「理学では10年先を見据えて研究しなければならない」との言葉は非常に見事でしたが、それを皆に説明することができない。。。。
理学とは何ぞや?という事について、まったく違う世界を生きてきた人達にうまく説明する手段を思いついた人がいましたら、アドバイスをお願い致します。同じような経験をされた方も多いと思うので、経験談などでも結構です。お願いします。