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「起(こ)る」の送り仮名。広辞苑では、「る」ですが、小学生用の国語辞典
「起(こ)る」の送り仮名。広辞苑では、「る」ですが、小学生用の国語辞典では「こる」となっています。どちらが正しいのでしょう。また、このように複数の表示が見られる理由をご存じではないでしょうか。どうぞよろしく。
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どちらも正しいと思います。理由は下記の内閣訓令に複数の可能性を示しているからです。 http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19730618001/k19730618001.html
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- Tacosan
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ちと気になったのですが, 古文ではどのように活用していたんでしょうか? 「起きる」の上一段なのか, 「起く」の上二段なのか....
補足
ありがとうございます。 「起く」き き く くる くれ きよ で上二段活用のようです。「起きる」「起こす」は古文で使われていたのでしょうか。
- grumpy_the_dwarf
- ベストアンサー率48% (1628/3337)
通則2の表現は曖昧で、本来の語の成り立ちよりも常用漢字表の訓読 み例示にこだわっているように見えます。たとえば「動かす」が 「動く」の他動詞であることはいいとしても、「押える」と「押 す」は違う気がしませんか。同様に、「おこる」と「おきる」は、 本当に告示のとおり「おきる」が主で「おこる」がその派生形なん でしょうか。どうも私は怪しい気がします。 そういうわけで、「おこる」という単語そのものを考えると「る」 だけ送るはずだというのが広辞苑の見解、告示には全面的に従う学 校教育用の辞書としての立場が小学国語辞典の見解ということにな るんじゃないでしょうか。大辞林や大辞泉でも「起(こ)る」です。
補足
ありがとうございます。 大辞林などの「起(こ)る」の表示はわかりやすいですね。
どちらを使われても間違いじゃありません。 「起こる」・・・・新仮名遣い 「起る」・・・・・旧仮名遣い 実際には「起る」が多用されています。なぜなら新仮名遣いは戦後の文部省の馬鹿役人共が考えた押し付けで、日本古来の文化を全く考慮しないで、常用漢字を制限したのと同じ発想から作られてるからです。相応しくない使い方ですから権威のある辞書から無視されてるわけです。 「起」の文字は、一時では「お」と読みません。 あなたのパソコンで(おこる)と入力されてどのように漢字に変換されますか?(起こる)も(起る)もでていますね。これは、文部省令に反発してる方が頗る多いと言う事でしょう。
補足
ありがとうございます。 やはり歴史的かつ政治的な背景がありましたか。小学生が試験で「起る」と書くと減点されるのには困ったものです。
- takosuko
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こんにちはっ 『おこる』は、『起る』も『起こる』も正しいみたいですね 私個人の考え方ですと、 別な読み方をする『早起き』とか、『お』の後に変化しますよね なので『お』の後に送り仮名をふるのが、より適切じゃないかなと思います
補足
ありがとうございます。 動詞は、活用語尾を送りかなとするのが基本と思われます。「起(おこ)る・らない・ります・るとき・れば・れ」と活用しますから、「起る」が基本のようにも思われるのですが、「起(おき)る・ない・ます・るとき・れば・よ」という別のことばと紛らわしくなるので、「起こる」「起きる」とする方が合理的かもしれません。(これが内閣訓令の立場のようです。) 残る問題は、学校教育でも内閣訓令でも「起こる」としている中で、広辞苑第5版が「起る」という見出しにしている理由です。小学生にも広辞苑を見ることを勧めるのは考えものでしょうか。
お礼
すみません、大切な部分を見落としておりました(以下に掲げます)。本当にありがとうございました。 許容 読み間違えるおそれのない場合は,活用語尾以外の部分について,次の( )の中に示すように,送り仮名を省くことができる。 〔例〕 浮かぶ〔浮ぶ〕 生まれる〔生れる〕 押さえる〔押える〕 捕らえる〔捕える〕 晴れやかだ〔晴やかだ〕 積もる〔積る〕 聞こえる〔聞える〕 起こる〔起る〕 落とす〔落す〕 暮らす〔暮す〕 当たる〔当る〕 終わる〔終る〕 変わる〔変る〕
補足
ありがとうございます。ご案内の内閣訓令では、「起こる」のみが認められるように思うのですが、いかがでしょう。もしそうであれば、広辞苑第5版の見出しが「起る」となっている理由が謎です。何か歴史的な理由があるでしょうか。 内閣訓令から関係のあると思われる部分を抜粋します。 通則1 許容 次の語は,( )の中に示すように,活用語尾の前の音節から送ることができる。 表す(表わす) 著す(著わす) 現れる(現われる) 行う(行なう) 断る(断わる) 賜る(賜わる) <「起こる」は含まれていません> 通則2 本則 活用語尾以外の部分に他の語を含む語は,含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。(含まれている語を〔 〕の中に示す。) 〔例〕 (1) 動詞の活用形又はそれに準ずるものを含むもの。 <この欄に「起こる(起きる)」が出ています>