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村上隆の芸術の解説
村上隆の芸術の解説 村上隆さんの芸術は、賛否両論あるのでしょうが わたしは「外国人からみたら面白そうに感じる」と感じたり 「芸術家が、おたくを小馬鹿にしてしている」とか感じています。 その他には 「芸術として誰も手をださないようなことをしている面白さ」 「時代を芸術に移して、歴史に残しておくことがしたいのかな」 とも、感じたりします。 だれか村上隆さんのしていることを 解説してくだい。 芸術家がなぜあれほどの、オタク文化なものをつくっているのかなあ と、いう素人目線の質問です。
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ある評論家はアメリカのポップアート(ウォーホール、リキテンシュタイン、ちょっと傾向は違うけれどもジャスパー・ジョーンズ、ラウシェンバーグ等)を評して次のような事を行っています。 「ポップ・アートは芸術至上主義的な抽象表現主義を否定し、卑俗なモノを権威的な絵画に混在させその動向の超克を目論んだ。」 「アメリカン・ポップは彼らが囲まれた『人工的、都市的な環境を全面的に肯定し、それに賛辞を捧げようと』した」 村上隆の作品は美術のなかでも大衆的な消費や欲望のエネルギーに満ちた世界への一種の羨望という風にも読めます。 そして権威主義や教養主義的な芸術・美術の世界に対して、それに無縁なオタクアートを批判として対置しているようにも解釈できます。 芸術とは認知されていない物を美術界のしきたり・枠組み・おぜん立ての中にはめ込む事によるおかしさというねらいがあるようにも思えます。 オタク文化そのものを新たな都市や社会全体の景観や自然というふうに捉えているのかもしれません。 ただあまりにも生で意図的に批評的なものが抑えられている=ある意味で批評的なポーズが強過ぎるので、笑えないし、当のリアルオタクアートにどうしても凌駕されてしまっているように私には見えてしまっています。(「笑えない」はポップアートにとっては欠点と私は思います。美術的な手段によってしか表現できない仕掛けが浅いという事だと思うのです。) それがneikorouさんの言う「外国人には受けそう」という事なのかなと。
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- marumotan
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村上さんの博士論文、「美術における「意味の無意味の意味」をめぐって 」を読んだ方が良いと思います。 彼自身が解説してますので。 東京藝大にいけば誰でも読めます。
お礼
お礼申し上げます。 東京芸大まではちょっといけませんので、 内容を簡単に教えてくださいませんか