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noname#151257
回答No.1
楠木正成の『桜井訣別』はご存知ですか? 西暦1340年頃…建武の新政は崩れ、足利尊氏は後醍醐天皇への反乱を開始。 そんな中、楠木正成は最後まで天皇への忠誠を貫き、湊川の戦いへと赴くのですが、 天下はすでに尊氏に傾いており、味方は少数。全滅確定の戦でした。 桜井の地で、『一緒に戦場に行って討ち死にする』といって聞かない息子・正行(まさつら・当時11歳)に対し、正成は 『お前はまず母を守れ。大きくなったら、天皇をお守りせよ』と説得し、泣き喚く息子を無理やり返します。 そのやりとりが、明治時代になって『青葉茂れる桜井の』という唱歌になったのですが、なんというか、11歳で父と一緒に死にたいと思う子の心と、なんとか息子だけは救いたい親心が哀れで・・・ 涙ナシには語れない逸話です。 (ちなみにこの後、正成は湊川で戦死。成人した正行も、四条畷の戦いで尊氏方に討たれてしまいます。) まあ、明治以降の皇国史観の中で、多分に美化された話かもしれませんが、一応ご紹介まで。