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集合{z∈C|0<Re z≦π,|cos z|≦1}
集合{z∈C|0<Re z≦π,|cos z|≦1} を図示せよ。という問題なのですが, |cos z|=(1/2)(e^{2y}+e^{-2y}+cos x)^(1/2) となってしまい (1/2)(e^{2y}+e^{-2y}+cos x)^(1/2)≦1 これだとx,yの範囲は??となってしまい,図示出来ません。 どなたか解説お願いします。
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|cos(z)|≦1 ⇔|cos(z)|^2≦1 ですので、2乗したもので今後考えていきます。 cos(z)=cos(x)cosh(y)-i sin(x)sinh(y) ですから、これを代入して式を変形していきます。 cos(x)^2 cosh(y)^2+sin(x)^2 sinh(y)^2 ≦1 ⇔cos(x)^2+sinh(y)^2 ≦1 ⇔sinh(y)^2≦sin(x)^2 ∴-sin(x)≦sinh(y)≦sin(x) (∵sin(x)≧0, 0≦x≦π) つまり、求める範囲は 0≦x≦πの範囲で 曲線:sinh(y)=±sin(x) で囲まれる領域になります。 曲線:sinh(y)=sin(x) は、増減表を書いてもらえば分かりますが、0≦x≦πの範囲で上に凸な関数になり、(0,0),(π,0)を通り、x=π/2のときy=log(1+√2)と最大になります。 このことを踏まえて図示すると、リンク先に示される領域になります。 http://www.wolframalpha.com/input/?i=cos%28x%29%5E2%2Bsinh%28y%29%5E2%3C%3D1%2C+0%3C%3Dx%3C%3D%CF%80
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- Mr_Holland
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#1/#2です。 難しい式変形を書いてしまいました。 > cos(x)^2 cosh(y)^2+sin(x)^2 sinh(y)^2 ≦1 ⇔cos(x)^2 {1+sinh(y)^2} +sin(x)^2 sinh(y)^2 ≦1 (∵cosh(y)^2-sinh(y)^2=1) ⇔cos(x)^2 +{cos(x)^2+sin(x)^2}sinh(y)^2 ≦1 >⇔cos(x)^2+sinh(y)^2 ≦1
お礼
詳しい解説ありがとうございます。 おかげで解くことができました。
- Mr_Holland
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#1です。 >ただ,⇔の部分の式変換がよくわからないのですが(両方とも)説明していただいてもよろしいでしょうか?? > cos(x)^2 cosh(y)^2+sin(x)^2 sinh(y)^2 ≦1 cos(x)^2 cosh(y)^2+sin(x)^2 sinh(y)^2 ≦cos(x)^2+sin(x)^2 cos(x)^2 {cosh(y)^2-1} ≦ sin(x)^2 {1-sinh(y)^2} cos(x)^2 sinh(y)^2 ≦ sin(x)^2 {1-sinh(y)^2} (∵ cosh(y)^2-sinh(y)^2=1) sinh(y)^2/{1-sinh(y)^2} ≦ tan(x)^2 (∵両辺は0以上であるから) -1+1/{1-sinh(y)^2} ≦ tan(x)^2 1/{1-sinh(y)^2} ≦ 1+tan(x)^1 1/{1-sinh(y)^2} ≦ 1/cos(x)^2 cos(x)^2 ≦ 1-sinh(y)^2 (∵両辺は正であるから) >⇔cos(x)^2+sinh(y)^2 ≦1 sinh(y)^2 ≦ 1-cos(x)^2 >⇔sinh(y)^2≦sin(x)^2
補足
解説ありがとうございます。 まず最初にz=x+iyを入れて加法定理で分解すれば良かったんですね。 ただ,⇔の部分の式変換がよくわからないのですが(両方とも)説明していただいてもよろしいでしょうか??