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英語が分かる外国人は全員……

英語が分かる外国人は全員、日本人が日本の映画を一字一句理解しているように、せりふを完璧に理解しているのでしょうか?『マイノリティー・リポート』を見ていて、重要なセリフほどみんな一気に早口でしゃべるのでほとんど聞き取れないし、同じスピードで日本語でしゃべられたら、多分聞き取れないだろうし、日常会話だったら、重要な単語とか長い単語は区切ったり、大事な単語は強調してしゃべったりするのに、映画だとなぜセリフが一気に発音されるのだろうとか。もしご存知の方がおられたらお願いします。

みんなの回答

noname#140046
noname#140046
回答No.4

 まず、お断りして置きますが、「日本人が日本の映画を一字一句理解している」とはいいきれないと思います。たとえば時代劇で「膳部(ぜんぶ)をもて!」ですとか「御意(ぎょい)にございます」などは20台でも分からない人が多いでしょう。ただし、シチュエーションから理解できるはず。同様に、地方訛りが入ってくると、とたんに「一字一句の理解」は不能となりますが、これもネイティブの日本人なら前後から問題なく理解できるケースが大部分です。  同様に、英語のネイテゥブでも一字一句理解しているとは言い切れないでしょう。しかし、「ほとんど完璧に」理解しているといっていいと思います。『マイノリティー・リポート』クラスの映画であれば、「完全に」といってもでしょう。「重要な単語とか長い単語は区切ったり、大事な単語は強調してしゃべったりする」のは確かですが、それがごく普通の表現である場合、さらさらと早口で流すことも普通です。大事なセリフであっても、日常会話ではこんなふうになるでしょう?「がまんしろ。うえのーから、捜査をうちきえとゆーあつりょっがかかった」(我慢しろ。上のほうから、捜査を打ち切れという圧力がかかった)  わたしたちのように日本で英語を学んでいる人間から見れば、機関銃のようなセリフ回しでさえ、かれらには充分普通の早さなのです。『マイノリティー・リポート』も確かに聞き取りには苦労する場面が多いですが、かれらにはまったく問題のない台詞回しばかりでしょう。聞き取りの早さ、読書の早さに関しては、わたしたちには想像もできないほどのスピードをネイティブの人たちは身につけているのです。耳には「うちきえとゆー」と聞こえても、それが「捜査を」のあとにきたら「打ち切れという」のはずだ、と一瞬にして理解できるものなのです。  「同じスピードで日本語でしゃべられたら、多分聞き取れないだろう」とのことですが、日本語でも早口の台詞回しは、地域的に理解度が落ちてしまいます。江戸弁はどちらかというと早口な言語で、わたしは落語が好きなのですが、大好きな噺家の落語をテープに録音し、入院している友人に持っていったら「早すぎるし、ことばも違うから分からねぇ」と言われてしまったことがあります。  また、同じ「英語のネイテゥブ」といっても、国によっては筋を追うことすら難しく感じることばがあるようです。イングランドに行ったとき、ホストファミリーの息子とビデオでメル・ギブソン主演の米国刑事物をみていたら、「え? 何て言ったんだ? ぜんぜん分かんねーよ」と言われて、ハナからゼンゼン分からなかったわたしも、溜飲が下がったことがありました。米国刑事物なら当然、NYの俗語が多用されるせいでしょう。  プロ野球を見に行くと、観客席の脇をベースボールキャップをかぶった若者が、おなかの前にビール用の紙コップを載せた台をかかげて、声を張り上げています。「あー、ビーィいかーすっかぁー!」 これなど、わたしたちにはあたり前の表現ですが、何十年も日本語を勉強している外国人といえども、これは聞き取れないもの。実はわたしたちが英語の映画を見るときも、こうした問題が多々あるということです。

taiji
質問者

お礼

貴重なご意見ありがとうございました。そうですね。映画だと、最初のほうはストーリーが分からないから、なおさら聞き取りとか難しいですけど、後になってくるとだんだん分かってきますよね。それに地域差の問題は、すごく納得しました。日本だと地域が狭いから、それなりに共通性があるのですけど、英語だと、本当に広い範囲だから、もうぜんぜん分からないということがあってもおかしくないですよね。

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noname#6493
noname#6493
回答No.3

英語が分かる外国人は~とのことですが、その「分かる」の程度の問題ではないでしょうか。日本語が分かる外国人であれ、古語や死語等、映画の中に分からない単語を見つけることはあるでしょうし、年齢によっても理解に差は生ずるでしょう。また、先の回答にもあるように、例えば日本語なら関西弁は比較的早口ですが、日本の標準語が辛うじて分かる外国人、というレベルなら全てをヒアリングするのは困難かもしれません。 日常会話と演技の違いですが、喋っている内容を確実に伝える以上に「興奮して一気にまくしたてている雰囲気を伝えたい」という目的があってのことではないでしょうか。

taiji
質問者

お礼

なるほどそうですね。ありがとうございました。

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  • unos1201
  • ベストアンサー率51% (1110/2159)
回答No.2

個人的な意見かも知れませんが、フランス人は英語が苦手です。大学では英語を使いますが、会話になると、とたんに顔色が変わります。論文を英語で書いて、読めるし、イギリス人となら会話が成立します。しかし、アメリカ人となると、早口なので、聞き取れないことが多いです。日本人の私が通訳になってしまうくらいです。米語を英語で言い換えるのです。 また、イギリスでもスコットランドやウエールズでアメリカ人がまったく言葉が通じません。何を言っているかわからないくらい訛っています。若い人は標準語を喋れますが、年をとると、非常に苦労します。 アメリカでの話ですが、マークトウェインのハックルベリーフィンの冒険をペーパーバックで読んでいたら、分からない言葉が多いので、周囲の人に聞きました。大学での話なのですが、留学生の大半が分からない言葉を、年配のテクニシャンの人はすべて翻訳してくれました。英語にです。東北弁みたいなもので、方言が多いので、わからなかったのです。ウェブスターの大辞典にも載っていないのです。大体の雰囲気は理解できるのですが、本当にジョークの面白さや言葉の遊びの面はまったく手が出ませんでした。 いろんな英語があるので、映画でも中世のものや、スコットランドのものや、アイルランドのもの等はアメリカ人には聞き取りにくく、アメリカ映画はものによってはヨーロッパの英語を使う人には聞き取りにくいです。その場合、原作を読んで、なるほど、こう言っていたのかと思うみたいです。私はオーストラリアの英語とインド英語は苦手で、お互いのコミュニケーションを取るのに結構苦労します。でも通じるもので、時間がお互いの訛りを慣れさせてくれます。

taiji
質問者

お礼

なるほど。地域差というのはやっぱりすごいでしょうね。

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  • vantage
  • ベストアンサー率60% (310/514)
回答No.1

英語の知識はそれほどでもないので「演技」という側面からお話しますと、 >重要な単語とか長い単語は区切ったり、大事な単語は強調してしゃべったりするのに をきちんとやろうとすると、いわゆる“くさい演技”に陥りがちになります。 昔の演出方法の考え方では「きちんと伝える」ことが重要視されていましたが、最近はよりリアリティを感じられるように「何を言っているのか分からない気味」の話し方になっても許すというのが主流だと思います。(“リアル”なのではなくて、“観客がリアルと感じる”ってとこがポイントですね) ちなみに、そうとう英語に堪能な友人の言では、「セリフというのは別に言葉だけではなくて、そのシーンの雰囲気とかシチュエーション、表情からも読み取れるから問題ない」そうです。言われてみれば確かに日本の映画、ドラマで話されている日本語でもそういうことはありますよね。 そういう友人も「歌の詞は、そういう補足情報がないから聞き取れないことは多い」そうですよ。

taiji
質問者

お礼

そういうこともあるのですか。確かに昔の映画のほうがせりふは聞き取りやすいですよね。

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