- ベストアンサー
脂肪酸はなぜミセルを作れないのですか。
脂肪酸はなぜミセルを作れないのですか。 脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩(せっけん)はミセルを作ります。では、脂肪酸はミセルを作れないのでしょうか。長い疎水基と親水基があるので作れる気がします。でも長鎖脂肪酸はまったく水に溶けないんですよね。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
アルキル基+親水基 の場合、アルキル基の炭素が1つ増える ごとに溶解度は1/3~1/4になります。 従って パルミチン酸 C15H31COOH などは COOHがあってもほとんど水に溶けません。 また、固体はほとんど分子間力だけで結晶をつくっていると 思われます。 しかし、これを「鹸化」すると C15H31COO-Na+ となり、イオン性をもちます。従って、クーロン力による 結合も加わり、沸点・融点は上昇します。 しかし、Na+は水和エネルギーが大きいので、水中では 溶けるようになります。このとき、アルキル基側は疎水性で、 水と「喧嘩」するので、できるだけ面積を減らすために 疎水部を中心にしてミセルを作ります。
その他の回答 (1)
noname#194289
回答No.2
遊離脂肪酸は毒性が高いということと関係があると思いますが、血液の中ではアルブミンと複合体を作って運ばれるようです。これもミセルといえるのかどうか分かりませんが・・・
質問者
お礼
回答、ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。Na+の水和エネルギーが大きいというのが1つのポイントなんですね。