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昔読んだ本に「脳」には、痛点がないと書いてあったような記憶があります。
昔読んだ本に「脳」には、痛点がないと書いてあったような記憶があります。たとえば、「脳」に直接メスを入れても痛みを感じないと(間違った情報であったら申し訳ございません) もし、そうであるならば身体の中で、なぜ「脳」だけ痛みを感じないのでしょうか? ご教示願えれば幸いです。
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こんにちは。 これは脳というのが「感覚神経の終点であるから」だと思います。 痛覚を含め、我々の感覚神経の出発点はみな身体末梢にあり、その全てが脳に向かっています。と言いますよりは、身体から無数の感覚神経がそこに集まることによって我々の脳は作られたのです。このため、脳は全ての感覚神経の終点ではありながら、そこには「痛覚の出発点」がありません。 痛覚といいますのは身体の危険を知らせる信号であり、言うまでもなく脳はたいへん重要な臓器です。ですから、これだけで脳に痛覚が不要であったという説明にはなりません。ですが、身体全域における感覚神経は一旦脊髄に集められ、その全てが頭蓋骨の外から脳に接続されているとイメージしてみて下さい。ならば、その原因が「神経系発生の過程に由来する」と考えるのが最も自然だと思います。 我々の身体には様々な神経が張り巡らされていますが、脳といいますのはそもそもその神経細胞の集まりであり、そこに神経が通うという構造は本末転倒まず見られません。痛覚がないのですから頭痛の起きるわけがないのですが、果たして主だった脳内動脈にはみなちゃんと痛覚が通っています。ですから、そこが損傷したり圧迫されたりするならば当然これは「頭痛の種」になります。精神的な苦痛でない場合、頭痛と呼ばれるものにはほぼ、この何れかの動脈神経が関係しているようです。
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- ga111
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硬い頭蓋骨に守られているので、痛点をつくる、すなわち、痛みを感じる受容体を脳に作る必要がなかったということが想像できます。
お礼
簡潔でわかりやすい回答、ありがとうございました。
お礼
ご丁寧な回答、大変ありがとうございました。 参考になりましたし、勉強にもなりました。 今後とも機械がございましたらご教示くださいませ。