- ベストアンサー
ポルトガル語の「lh」の綴りの発音について質問
- ポルトガル語の「lh」の綴りの発音について調査
- 「lh」の綴りの発音はスペイン語の「ll」に近いのか、ロシア語の「ль」に近いのか
- ブラジルポルトガル語の「lh」の綴りの発音についても知りたい
- みんなの回答 (13)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
> 実際の発音としては > ・スペイン語の「ll」の発音 >(舌先が下の前歯の裏に付き、舌の中ほどが硬口蓋に接する発音、 > 発音記号で言えば「λ」の楷書体のような記号を用いるもの)に近いのか、 > ・あるいはロシア語の「ль」 >(舌の先は上の前歯の裏に付き、舌体は硬口蓋に近接する発音)に近いのか ブラジルのポルトガル語についてのお答えです。「舌の先は上の前歯の裏に付き、舌体は硬口蓋に近接する発音」であって、スペイン語の、摩擦音に近い「ll」とは異なります。ただし、私に発音記号が正確に読めてるかはわかりませんし、ロシア語の「ль」がどんなものかも知りません。 ポルトガルにはリスボン周辺に滞在したことがあるだけです。そこでの lh の発音には違和感を覚えなかったので、ブラジルと同じなのだろうと思います。もしかすると、スペインとの国境近くだとスペイン語の ll に近くなるのかもしれませんけど。 > ・それとも語によって、または個人によって変化に富む発音であるのか 語による違いも、個人による違いも感じません。 地方による違いも知りません。ブラジルのスペイン語圏に近い町、たとえば Porto Alegre でも、lh の発音について、ブラジルの他の地方との差は特に感じませんでした。
その他の回答 (12)
ブラジルポルトガル語の歌を聴いている限りでは、 lhaとスペイン語のllaは違います。 ブラジル語のlhaのほうが「リャ」という感じです。 スペイン語のllaだともっと舌が口蓋にくっつくというか、ジャに近くなります。 スペイン語の場合、 paella=パーエリャ、パエジャ、パエーヤ Sevilla=セビーリャ、セビージャ、セビーヤ などのカタカナ表記があるように、中間的な音です。 (パエリア、セビリアのような書き方は日本語式か英語式か?? とにかくスペイン語の原音からは離れた表記です。)
お礼
回答ありがとうございます。 スペイン語の「ll」とポルトガル語の「lh」は異なった発音となるのですね。 でも、「舌が口蓋にくっつく」のニュアンスが当方に伝わっていないかもしれません。 いずれの発音でも、舌は口蓋にくっつきますよね?くっつき方がどのように違っているのかが分かればもっと好ましいのですが。 この質問を出したあとで、当方自身でもあらためて発音を確認したのですが、 「l」の発音……舌を立てて発音、唇はややすぼまり気味 「lh」の発音……かなり舌が寝た状態での発音 であることが確認できました。 ここから類推すると、ポルトガル語の「lh」は「舌先を上の前歯の裏にあてがい、舌体は硬口蓋に近接する発音である」と考えられます。 スペイン語の「ll」とは異なった音価であることが自分でも確かめられましたが、gallinaさんの回答でいっそうよく確かめることが出来ました。
- kokemushi
- ベストアンサー率52% (115/220)
ブラジル・ポルトガル語の場合に付いて解答します。と言ってもポルトガルとブラジルは同じポルトガル語なので違いと言っても地方或いは地域による訛りとして受け止められています。あくまで口述語の範囲でですが。 数年前、本家ポルトガル語を人口の多い(つまり利用者の多い)ブラジルのポルトガル語に合わせると言った内容の記事(既にリンク期間切れ)を産経ニュースで見かけました。その後どの様な進展になっているかは不明です。 前置きはさておいて、 >カタカナ表記では、この発音には一般に「リャ」「リ」「リュ」「リェ」「リョ」が充てられているようですが、 実際の発音としては lha リャ。rya では無く、lya。回答者も実は発音できない。 lhe リェ。rye では無く、lye。カタカナでは表記不可能。 lhi リ。 発音は ri にあらず、li と同じ。日本人に取って違いの 聞き取り、及び発音に違いを出すのは可なり困難。 lho リョ。ポルトガル語に ryo、rho と言う綴りが無いので日本人の 発音で問題は生じないと思われる。 lhu リュ。使用例は不明。
お礼
回答ありがとうございます。 ポルトガルのポルトガル語をブラジルのポルトガルに合わせるという話題、そういえばありましたね。当方は、ウィキペディア日本語版の「ポルトガル語」の項に載っていたのを見て知りました。 どうやらトレマが無くなるようですね。Gueやguiの綴りで発音の判別に苦しむので、できれば残しておいてもらいたかったのですが。 さて今回の主題ですが、当方は、lとrの各発音やそれぞれの発音の差異を、いずれの言語においてもほぼ完璧に理解、弁別しております。したがいまして、当方におけるlとrの発音の仕分けを気にされているのであれば、ご心配無用です。 ポルトガルとブラジルとでは、「lh」の発音には基本的に差がないと言って良いのですね。 >lha リャ。rya では無く、lya。 そうしますと、lhaと"lya"(ポルトガル語にはこういう綴りは無いようですから擬似的なものと見做します)とは発音の差異がないと理解してよいのでしょうか。 そうしますと、ポルトガル語で「lia」という綴りがあった場合、これを丁寧に発音するとなるとどのようになるべきかという疑問が生じてしまいました。 発音記号で/λa/と/lja/乃至/lia/とは異なる音価を示しています。今回の私の質問は、「ポルトガル語の"lha"はこのいずれに近似できるのか?」と置き換えることも出来ます。 kokemushiさんのご回答に従うと、「lh」の綴りは/lj/の音価に類似するものである、と理解できますが、この理解は正しいものでしょうか。 長々とした文になってしまい失礼致しました。
- 1
- 2
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、少なくとも、スペイン語の「ll」とは異なる音価であるというわけですね。 ポルトガルとブラジルとで「lh」の発音に差異が認められないという部分は、#1さんのご回答と同様ですね。 また、語や個人による差が見られないという情報も大きな助けになりました。「lh」の綴りを見たら常に同じように発音すればよいということになりますから。 質問を出したあとで自身でも確認したのですが、ポルトガル語の「l」は舌先をかなり立てた状態で発音されるのに対し、「lh」は寝かせた(すなわち、硬口蓋に近接させた)状態で発音されるようです。少なくとも私の耳ではそのように弁別できました。 なお、ロシア語では「л」と「ль」の綴りが同様の機構で発音しわけられます。蛇足ながら。