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映画「字幕監修」者の語学力に付いて
映画「字幕監修」者の語学力に付いて 洋画では字幕監修の方が付いている場合がありますが、こういった方々の語学力は実際どの程度なのでしょうか? たとえば、去年12月に公開したマイケル・ムーア監督「キャピタリズム」は、経済アナリストの森永卓郎さんを字幕監修としていますが、彼は経済のみならず、日英訳や英会話もプロ並みに出来るために字幕監修となったのでしょうか。 お手数ですが御回答よろしくお願いします。
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回答が付かないようなのでお答えしますが 字幕翻訳家というのは(誤訳問題は別として)外国語のプロです。 だから普通は語学力としての監修は必要ありません。 ただしマイナーな言語の場合英語台本から翻訳されるので 配給会社が“念のため”原語の専門家に監修を依頼します。 例えばイラン映画ならショーレ・ゴルバリアン氏が有名。 それ以外は、内容が極めて専門的な場合です。 例えばクストーの映画の場合クストー財団がチェックして OKを出さないと使えないと聞きました。 ただし一般の娯楽映画の場合、逆に余りに専門的な用語を 使っても一般観客が理解できないので、いい意味で“適当に” 訳されます。だからマニアからは誤訳だと指摘されますが。 もうひとつ、個人的には反対ですが、コメディの場合 配給会社が集客のため売れてる芸人などを使い “監修”と称していますが内情は知りません。 ということで、基本的に監修者に語学力は要求されません。 森永氏の語学力も知りませんが、言うまでもなく語学力を 要求されたのではなく“有名な”経済学者だからです。 当然もっと優秀な学者もいるでしょうが一般に知られて いない人の名前を“監修者”として出しても意味がなく “知名度”の高い人を使った営業上の理由だと思います。
お礼
映画や外国語の種類によっても事情は異なるのですね。 丁寧な御回答、誠にありがとうございました。