- ベストアンサー
「及び」、「又は」の前の読点の必要性
3つ以上のものを列挙する場合の「及び」、「又は」の前には、読点は書くのがいいのでしょうか、書かないのがいいのでしょうか。例えば、次の(11)、(12)のどちらがいいのでしょうか。また、(21)、(22)のどちらがいいのでしょうか。 (11) A、B、及びC (12) A、B及びC (21) A、B、又はC (22) A、B又はC また、そのようなことについて記した入手又は閲覧可能な文書があるでしょうか。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
文化庁の『言葉に関する問答集』では、(12)(22)を正式としています(総集編p.568)。しかし、現実の法令では、列挙事項が名詞句の場合はそのとおりですが、列挙事項が文節などの場合は、混乱を避けるために(11)、(21)が用いられています(文化庁も(11)、(21)が誤りだとは言っていません)。 JISでは、(11)、(21)を正式としており、実際の運用もそうなっています。 欧米語では、名詞句であっても(11)、(21)を正式としておりますが、英字新聞などでは(12)、(22)が多く見られます。これは、新聞が1字でも詰めて書きたいので、このような習慣ができたとも言われています。 私は、技術文書を本業としているため、一般文書でもJIS方式だけを使っています。
その他の回答 (2)
どちらの場合も読点の有無で意味は変わりません。A,B,Cの三つはすべての場合で同列です。 同列でない場合は,次のように表現します。 A並びにB及びC → Aと(B,C)とが同列 A又はB若しくはC → Aと(B,C)とが同列
お礼
「全ての場合で同列」なんですか。確かにそのようにしないと混乱してしまいますね。 法令で及びと又はを使い分けていますね。紛らわしさのない書き方なので、いつもこれによるように心がけるべきですね。 ただ、3つを同列に置く場合には「(11)、(21)」と「(12)、(22)」のどちらがいいのか迷います。 有り難うございました。
補足
御返事が遅くなり申し訳ありません。 有り難うございました。
- mukaiyama
- ベストアンサー率47% (10402/21783)
読点を付けるか付けないかの問題ではなく、読点を付けるか付けないかによって意味が違ってくるでしょう。 特に、又はのほう。 (11) A、B、及びC (12) A、B及びC (11) は、A、B、C が全部同列。 (12) は、【A】と【B+C】の合算。まあ代数的には同じですけど。 (21) A、B、又はC (22) A、B又はC (21) は、A、B、C が全部同列で、どれか 1つを選ぶ。 (22) は、【A】、【B or C】で、A 単独か、B+C の連合軍かの選択。
お礼
御返事が遅くなり申し訳ありません。 有り難うございました。
補足
そうですよね。わたしもそうだと思うんです。 でも、法律とかJIS規格とかいわゆる政府の公式文書は全部(11)、(22)の形になっています。例えば、憲法の第二十条の「○2」に次のようにあります。 ○2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。 明らかに、行為、祝典、儀式、行事の4つを並べているので「行為、祝典、儀式、又は行事」とすべきだと思うのですが...。 他の公式文書でも全部同じです。 これって、一体どうなっているのでしょうか。
お礼
御礼が遅くなり申し訳ありません。 詳しい御回答を有り難うございました。
補足
「言葉に関する問答集」は知りませんでした。是非読んでみたいと思います。 分節の場合は確かに(11)、(21)ですね。 最初の質問でお尋ねしたのは単語の場合なのですが、単語の場合でも(11)、(21)の方がいいのではないかと思っているのですが、いちいち読点を書くと煩わしいですかね。でも、やっぱり書いてしまいます。煩わしいのですが、それよりも(12)、(22)が「A並びにB及びC」、「A又はB若しくはC」の意味ではないかと思えるのでその気色悪さを避けたい気持のほうがいつも勝ちます。 JISでは、(11)、(21)を正式としており、実際の運用もそうなっているとのことですが、そのように書いてある規格は何でしょうか。もしお教えいただけるとうれしいです。 有り難うございました。