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「~ですだ」「~ますだ」という語尾について
「~ですだ」「~ますだ」という語尾について 「~ですだ」「~ますだ」という語尾の表現は、身分の低い者や田舎者の使う言葉の典型例として用いられているように思います。 時代劇や映画はもちろんのこと、瀬田版指輪物語でも「フロドの旦那。わかりましただ。」のようにかかれています。 この表現が一般的になる契機となった文学作品、あるいは映画やテレビ番組があるのでしょうか。 また、これはどこか特定の地方の方言を元にしているのでしょうか
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おっしゃるように、これは一つの典型例(いわば約束ごと)ですが、契機となった時代・作品などは特にないと思います。落語・演劇・物語などで「どの時代、どの地方」と特定しないほうが好都合なことが多いからです。もし正確にある地方の方言を使おうとしたら、(1)調査・考証がたいへん、(2)聞いて(読んで)いる人に分からない、(3)その地方の人を差別したことになる、など問題が多くてたいへんでしょう。そこで、約束ごととして、武士・商人・職人・農民・公家・やくざ者・遊女など、さまざまな人間を代表する言葉遣いが定着したものと思います。私は、落語などが最も主導的だったと感じています。なぜなら、落語には「ト書き」がなく、職業で個人のキャラクタも決めしまう珍しい芸の分野だからです。
お礼
落語はよく聞いているのですが、全く思いも付きませんでした。 ご指摘の通り、口承文学であり、言葉遣いと身振り、声色のみで演じ分けますね。 瀬田貞二もその流れに沿ったということでしょうか。 Ishiwaraの旦那、ありがとうございましただ。