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指輪物語マニアの方、ご回答お願いします
映画「ロード・オブ・ザ・リング」を見て気になったことが何点かあるのですが、 指輪物語を最初から読みなおす時間がないので、お分かりになる方がいらしたら教えてください。 1.原作にはサムが太っているという記述があったか わたしのイメージでは、どちらかというと痩せていて、ちょっと日焼けしているような感じなのですが。 2.原作でエントには目や鼻や口があったか 3.原作では「じゅう」は敵の乗り物として登場したのか サムがじゅうをみて感激することは覚えているのですが…… また、翻訳で「ですだ」「おら」のようになっているサムのセリフが、原作英語版でどのように表現されているかも、ご存じの方がいらしたら教えていただけるとうれしいです。
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私もマニアかと言われるとそこまでではないですが、原作は何回か読んでいるので・・・ といいつつ、現在手元に本がないので記憶のみでお答えしますが。 1.サムがホビットの中でも特に太っている、という記述は確かなかったと思います。逆に痩せているという記述もなかったと思いますが。 私の印象では一般のホビット程度には太め(人間の標準から言ったら太っている)、というイメージです。 映画では、ショーン・アスティンは監督に太れ太れと言って太らされたそうですが、おそらくショーン・アスティン演じるサムが原作ほど朴訥な感じではなかったため、太らせることで監督なりにサムらしさを出そうとしたのではないでしょうか。 映画の中でゴラムが何度か「デブのホビット」と言っていますが、逆に映画のサムは太っている、という設定?に合わせての台詞だと思います。原作では言っていなかったと思います。 2.目と口はありました。目については木の鬚の目の印象深さをメリーが語る場面もありますから間違いありません。口も、エント水を飲むシーンがありましたから間違いなくあると思います。 言われて見ると鼻の印象がないですが、多分あったような・・・ 3.じゅうには映画同様ハラドリムが乗っていました。 ただし、現在の象よりはずっと大きいという記述はありましたが、映画のじゅうはちょっと大きすぎなような・・・ 共訳者の田中明子さんが、どこかで「二つの塔」の感想を述べていた時に、「じゅうが大きすぎるわ!」と思ったと書かれていたのが印象に残っています(笑) サムの言葉については、英語がよくわからないので何とも言えませんが、英語がわかる方に以前聞いたところでは、日本語で訳されているほどには極端な田舎言葉ではないけれど、言い回しに言葉足らずなところがあり、田舎っぽい?しゃべり方ではあるらしいです。 英語わからないながらに「こんなところが田舎っぽいのかな」と思ったのは、長々と何かを説明している途中で、よくDo you understand me? と言っているのですよね。日本語だと「おらの言うことわかってくださるだか」とかなっていたと思いますが。 映画のショーン・アスティンも、BBCラジオドラマでサムを演じていたビル・ナイも、朗読CDで朗読しているロブ・イングリス氏も、サムの台詞は似たような感じで喋っているので、英語圏の人には一定のしゃべり方がイメージされる言葉なのかな、と思っています。
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#1です。 立て続けに申し訳ありません。 ふと、思い出した事がありまして、失礼しました。 サムの体型に付いて、ですが。。。 映画では結構太っていたのでしょうか。 邦訳第一巻の冒頭に覚え書きのようなものがあります。 それを読んで形成された私のホビット想像図は、 *勿論かなりの小柄。 *加えて、かなりの筋肉質でゴツい^^ が一般的ホビットの体型かな、と。 更に庭仕事をしているサムですから、一般ホビットよりもより筋肉質かな、と。 加えて、外仕事ですから結構日焼けもしているでしょう。 現実社会でも、技術職/職人の気風や雰囲気と言うのは独特のものがありますよね? 実直、無言実行タイプ、純朴?と言ったあたりでしょうか。 サムにもそれが付随します。 そんなこんなから、出来上がったイメージですが、 映画のサム役に「完璧なイメージには後一歩」と思われる所があった場合、#2の方がおっしゃるように「太る事で補った」のかも知れません。^^ それと、サムの話し言葉、ですが。。。 英語と言う言語の「表記」では、目立って「個性的な話し方」は読み取れないのですが、なんとなーーく(ごめんなさい。汗)読んだ感じでは「他の者よりも一人称の使用が少ない」気が致しました。 これは、これまたなんとなーーく、で申し訳ないのですが、 「あまり垢抜けていないような、実直に農業等をされている昔ながらの雰囲気」の方が、道端で立ち話/世間話をしている時ってそんなしゃべり方(=一人称を使わない=「個」を押し出さない)をするように感じます。 勿論日本語で、です。 井戸端の世間話では、当然一人称(私はこう思う)の文脈は少ないでしょうし。。。 それと同じ雰囲気の中でのサムの会話が、特に物語の初めの方で続きます。(ホビット庄での日常風景ですから^^) その雰囲気を日本語で出そう、となると、「おら」や「ですだ」となるのではないでしょうか。。。 Iと言う一語も、キリッと短く発音する人とのんびり間延びする発音の人と、いるでしょうし。 第一巻巻頭のホビットについての覚え書き?は、さらっと読めますから、本屋ででも立ち読み為さってみてはいかがでしょうか。 ホビットとホビット庄をリアルに想像するには欠かせない部分だと思います。^^
お礼
ご回答ありがとうございます! お礼が遅くなってしまい失礼しました。 小説と映画でいちばんイメージが違ったのがサムだったので、気になっていました。 階級の差はあるとはいえ、同じ地域に住んでいるのにサムだけ話し方があまりにも違う、日本語訳とオリジナルとに差があったのかもしれませんね(雰囲気を出そうとするとそうするより他なかったのかもしれませんが)。 原作を読んでいたらもっとうまくイメージできていたのかもしれません。 (英語がきちんと読めればの話ですが……) 詳しいご回答ほんとうにありがとうございました!
マニアと名乗るには勉強不足の者ですが。。。汗 映画は見ておりません。今後も見る予定無し。 私のガンダルフは私だけのガンダルフですから!^^ サムの話し言葉に付いて、手持ちの原作を確かめてみました。 トム・ボンバディルの家に辿り着く前、古森で迷っている時のトムの発言です。 訳(瀬田貞二/田中明子) 「おら、このでっかい木がどうも気に入らねえ。この木には心が許せねえ」 本文「I don't like this great big tree. I don't trust it.」 何故この文を抜き出したのか?は、特に意味はありません。 普通に一人称I、二人称youが多いですが、フロドに対してはMr.Frodo(Mr.Bgginsではない)と呼んでいます。 しばらく原作から遠離っておりましたので、良い例文等浮かばずに申し訳ありません! 「じゅう」については、やはり敵方の乗り物だった、と記憶しています。 他の用途もあるかも知れませんが、物語で実際に登場した時は敵方の乗り物だったと。。。 手元に所持しているものが原作「旅の仲間」上下巻にあたるものと、不揃いの訳本、なので、実際の記述を確かめる事が出来ません。汗 エントについても同様の理由で、未確認です。汗 サムの体型に付いては、原作をもう少し辿ってみますが、 もっと詳しい方が回答下さるかも知れませんね。 私の英語力では、なかなか読み進まないのです。。。
お礼
ご回答ありがとうございます! サム役の俳優さん、わざわざ太らされちゃったんですか~。 原作では「デブのホビット」はなかったですよね。 エント・じゅうについては、わたしの記憶が間違っていたようです。 エントは、映画ではなんとなく教育テレビに登場する粘土人形みたいな感じですが、小説を読んでイメージしていたのはもっと巨大で底知れない感じでした。 でも、目と口は小説でも描かれていたんですね……まあ、喋るんだから当たりまえですかね。 疑問が解決してうれしいです。 お礼が遅くなり失礼しました。ありがとうございました~。