法曹を目指すリスク
高3です。この時期に何を質問してるんだって感じなんですけど・・・。
私はなんとなく、中1のころから大学は法学部がいいな~と思い始めて、高2で、なぜ法学部か?と考えて、そこでしか学べないものがいい、と思い、更に法学への関心を高めました。(せっかくその学部にいったなら、そこで習ったものを十分に将来に生かしたい)
という感じで、気づいたときには将来の夢が法曹になっていました。
しかし、今の現状では、法曹界に入るにはあまりにもリスキーな気がしてなりません。
私が気にしているのは、
・司法試験の合格率が低い(新になったにもかかわらず)
・合格しても4割がまだ就職先が決まっていない(2011年7月時点)
ということです。
そもそも、試験を受けるだけでも6年以上はかかり、ロースクールなども考慮すると、経済面での負担が大きい。(年金暮らしの親に頼れるか・・・しかも6年、ロースクールに通いながらのバイトはないと思っています)
そして、費用が捻出できても、不合格になったとき、自分に何が残るのか?
たとえ合格できてもこの状態。
また、以前に司法試験合格後、開業してお客を待つ弁護士のドキュメンタリーを見たのですが、その方はまだ新人ということもあってか、客はこない、従って収入も全然ない、自分で広告など出してみるが効果も見られない、また出向いてアピールするも中々世間の対応は冷たい・・・おまけに、学生だったころ貸与されていた奨学金も返さなければならず、もう首が回らない、というものでした。
もし自分がこうなってしまったら、と思うと不安です。どちらかというと、こうなってしまいそうです。奨学金に頼ると思うので。収入も無いのに返せないですよ・・・・。合格してからの話ですが。
医者や薬剤師も、専門の知識が必要です。同じように、大学4年プラスで専門の課程を終えて就職が決まります。しかし、ここでの採用はほぼ100%です。もちろん、地位も収入も約束されている。はっきりいって、国家試験に合格さえすれば心配はないですよね。
なのに最高峰の難しさを誇る司法試験に合格しても、就職は決まらない。借金もしかねない。
お金に余裕があるわけでも、能力に自信があるわけでもない人は、法曹の道を絶った方がいいのでしょうか?
また、司法試験に不合格だった場合、その人に残されている道はどのようなものでしょうか?
もし回答者の方で、法曹志望・法曹界に身を置いているという方がおられましたら、経済面での負担など、どのようにされているか教えてもらえると助かります。