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将来、脱「法曹=エリート」になるのでしょうか?ならないのでしょうか?
裁判所はホームページで「親しみやすい裁判所」「司法の市民参加」というスローガンでアピールしております。 法律に詳しくない一般市民も裁判に参加する陪審員制度が始まろうとしています。 04年に発足した法科大学院制度により、法曹、特に弁護士が大量生産されるようになりました。 国の方針としては、一般市民にとって司法を身近なもの、お高くないもの、脱「法曹=エリート」という方向に進んでいるように思います。 しかし、現実は新司法試験の予定より厳しい合格率、司法修習修了生の就職難、 司法修習所の卒業試験の高い不合格率(法曹の質の低下という意見の根拠の1つになっている)など課題があり、鳩山法相も大幅増員に疑問視しているようです。 http://news.livedoor.com/article/detail/3297508/ また法科大大学院制度による法曹増員によって解決を期待されていた地方の弁護士過疎の問題は、 弁護士を大幅増員しても都市に集中し、弁護士を増やすだけでいいような問題でもなさそうです。 日本は「和をもって貴しとなす」国で国民性上、一般の日本人にはアメリカのように訴訟社会というのはなじまないのではないかとの意見もあるようです。 どうも物事のなりゆきを見ていますと、国の方針と現実のズレが最近特に顕著になってきたように思います。 このまま法曹人口を増加させ続け、歯科医師のような結果を生み、将来脱「法曹=エリート」となるのでしょうか? http://facta.co.jp/article/200708015.html 長文の上、読みにくい文章ですがよろしくお願い致します。
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質問者が選んだベストアンサー
新司法試験の合格率は50%程度であり、3%にも満たなかった旧司法試験と比べ求められる知的水準(司法試験は法律知識はもとより、その運用の為に必要な論理力も問う試験です)は大幅に低下しました。質問者様が仰るように司法修習卒業試験の不合格率がこれを裏付けていると考えます。 しかし求められる知的水準は下がったものの求められる経済的水準は大きく上昇したものと考えます。旧司法試験では合格率こそ低いものの誰であれ受験する事が出来ましたが、新司法試験は法科大学院の卒業者しか受験する事ができません。一応、予備試験をへて受験する事も可能なようですが、この予備試験は旧司法試験以上に難解になる予定で(法律知識以外にも一般教養や法律の実務知識まで出題範囲になる予定です)本試験よりも狭き門になるでしょう。 上記の内容を踏まえて >将来脱「法曹=エリート」となるのでしょうか? という質問に答えるならば知的にはイエス、経済的にはノーという事になります。平たく言ってしまえば経済的に豊かな家の出身であればこれまででは法曹になりえなかった知力の持ち主でもなる事ができるようになりますし、経済的に苦しい家の出身であればこれまでより更に高い(奨学金を獲得したり予備試験に合格するほどの)知力が求められるようになるでしょう。
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弁護士でも、公務員より年収の低い例があるそうですね。 えっと、国の法曹の改革?は、ご存知の目的通りでしょうか。 ここまで書いて思ったのですけど、法曹が、エリートでなくてはならない必要はないのでは? 肩書きが裁判官であったとしても、裁判所の外の揉め事を裁くのは裁判官がやらなくてはならないことではありません。 法曹=エリートというより、法曹の方は、法曹の仕事を行うものだと思います。
- mat983
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世界の裁判事情を把握しているわけではありませんが、本・映画などをみる限りでは裁判官の地位は何処の国でも高いです。 日本だけ脱エリートになる訳がありません。 そんなことは法曹界のOBが許しません。