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「何しろ」、「店屋物でもとって」
日本語を勉強中の中国人です。小説に出てきた言葉について教えてください。 「予告どおり、翌週の月曜日は直子の帰りが今まで以上に遅くなった。何しろ七時過ぎに彼女から電話がかかってきて、遅くなるから店屋物でもとって夕食を済ませてくれと平介にいったぐらいなのだ。仕方なく彼は近所のラーメン屋で野菜炒め定食を食べた。」 1.ここの「何しろ」はどういう意味でしょうか。 2.「店屋」は普通どんな店を指すでしょうか。 3.「店屋物でもとって」はどういう意味でしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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1.「何しろ」 これは状態や程度を強調する、例示の表現だと思います。 前の文を受けて、その原因、理由、具体例などを付け足します。 例) 彼は疲れている。何しろ、彼は三日も寝ていないのだから。(原因) 直子の帰りが遅い。何しろ、彼女は夕食も作らないくらいだ。(例示) 2・3.店屋/店屋物を取る 店屋(てんや)は基本的に飲食店を指します。 大体「店屋物をとる」という表現で使います。 「とる」は「出前の寿司をとる」の「とる」と同じ表現です。 つまり「注文して持ってきてもらうこと」でしょうか。 飲食店から家に配達してもらう場合に使います。 外食する時に出かける飲食店には、余り使いません。 なので、丼ものやお寿司などのお店を指すのだと思います。 「家で作る食事」に対して、「店で作られた食事」が店屋物 「家で食べる食事」に対して、「店で食べる食事」が外食 のような使い分けができるのではないでしょうか。 「家で作る食事の代わりに、店に注文して作ってもらう」 というニュアンスが強いように思います。 忙しい時、お祝い事の時などに店屋物をとることがあります。 この小説では、 「直子」は帰る時間が遅く、家で食事を作れない。 だからかわりに飲食店にでも注文して、夕食を済ませて欲しい。 それで「店屋物でも、とって」と言ったのでしょう。 そして平助は「店屋物をとる」のではなく、 実際はラーメン屋に行って「外食」で済ませたのですね。
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1.「何といっても」でも同じでしょうかね(日本人でありながら,ちょっと迷います)。程度の大きさに驚くときの強調表現ですが,あってもなくても意味は通じます。たとえば, なにしろ長城といえば中国一の観光地で,多数の人出だった。 なにしろ1万円もする料理がまずいわけがない。 2.「店屋物」でひとつの単語だと思います。下記を参照してください。 3.主婦が留守のときや,だれも食事をつくりたくないとき,「料理店から出前をとって(宅配させて)食べる」ということです。最近はピザの宅配もよくありますが,従来はラーメン屋(大衆的な中華料理店),うどん屋,そば屋,すし屋,あるいはこれらの複合した大衆食堂から,1人前1000円ていどの食事を自宅まで運ばせます。食べたあとの器を玄関に出しておけば,翌日に店員がとりにきます。
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早速のご回答ありがとうございます。よくわかりました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。すっきりいたしました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。