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文法
The entire hockey-crazed nation was stunned when Zack Parise scored to tie the game for the U.S. with 24.4 seconds remaining in regulation. この英文のThe entire hockey-crazed nation なのですが、この語順に関する文法を教えてもらえないでしょうか?The entire nation crazed hockeyのような語順では駄目なのでしょうか?
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前置修飾と言うのは結構面白い問題です。 でも、まず、The entire nation crazed hockey という語順がいいかどうかですが、この場合は使えません。「トムと名付けられた少年」という場合、 the/a boy named Tom でいいので、それと同じと考えられたのだと思いますが、異なるのです。その理由は次で説明します。 前置修飾の特徴は基本的に時制がないことです。これは当たり前で、形容詞だからということです。後置修飾は関係代名詞を使ったものが典型ですが時制を持たせることができます。The boy that you met/will meet is Tom. のような感じです。 もう一つの特徴は前置修飾は個別性を失ってしまうということです。実を言うと、こちらも形容詞であることの特質です。 The guitar playing boy is Tom. 「ギターを弾いているあの少年」 のような言い方ができるのですが、この時の"guitar"はあくまで一般的なギターであり、「あのギター」とか「そのギター」のような個別性を持ちません。森林性のサルというような意味で forest-living monkeys のような言い方をしますが、これと同じで、名詞は次に来る動詞から派生した分詞を形容している副詞のような感覚になっているのです。 そして、このことが、gklkjooさんの疑問に対する説明になるのだと思います。 つまり、monkeys living in the forest なら、「その森に棲んでいるサル」ということで個別の具体的な森を指します。しかし、forest-living monkeys は、あくまで抽象化された森という意味です。個別のたとえば日本の下北半島の森というような具体性を持つことができません。あくまで、副詞のような感覚で使われているのです。 なお、the/a boy named Tom は、なぜ後置になるかというと、Tom が具体性・個別性を持つと意識されるからです。「トムという多くの人が持っている一般的な名前があり、そういった名前の人」という意味ではないからです。そして、だからこそ、Tom named boy のような言い方はできません。 この辺の感覚は books on the desk と言えても、desk books とは言えないのと同じですね。on the desk とすると、どうしても具体的な机を言う意味になります。 最後に、前置としての語順ですが、The hockey-crazed nation を、 the crazed hockey nation のようにすることもできません。これには二つの要素が絡んできます。 1.名詞+名詞の語順は、前の名詞が形容詞として意識され、これで一つの概念と意識されるから。例:school bag「通学かばん」, girl student「女生徒」 2.関係性の強い語は近くに置かれるから。「あの年を取った白い猫」というとき、that old white cat にしかなりません。白い猫というのは変化しない属性なのでそれだけ結びつきが強いと感じるからです。ただ、強調する意味合いで、that white old cat と言うことはあります。これは、日本語でも同じです。「あの白い年取った猫」でも普通に言います。
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- hotmail55
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ちょっと忙しく、ずっと、こちらのサイトを見ていなかったので、補足がついていることに気が付きませんでした。ご返事が遅くなりすいません。 1.Tom named the boy とthe boy named Tomではニュアンスは違ってくるのでしょうか?Tom named the boy がthe boy で具体性を持つと考えられるでしょうか? 普通、Tom named the boy は、どんな意味になるか、それを考えると分かると思いますが、この場合は、成立しません。 2.entireを全、すべて のように訳したのですがThe hockey-crazed entire nation のようにしてentire nation をすべての国民というふうにくっつけるのは駄目なのでしょうか? よく思うのですが、何がどうなっているかということを表すために前置修飾の順番があるのではないでしょうか? a red used car と a used red car はどう違うのでしょうか? 前者は「赤い中古車」であり、後者は「使い古した赤い車」というニュアンスが出るのだと思います。つまり、それぞれ独立した概念を持った前置修飾語がどういう順番になっているかということは、どの概念が上位か下位かを表しているように思えます。ただ、entire の場合、多分、そういった上位下位の入れ替わりがあるようなものではなく、常に、上位に来るように思います。つまり、冠詞やall, my のような決定詞と同じような使い方になるのではないでしょうか?なぜなら、「全体」とか「全部」というとき、何を判断基準にしてその構成メンバーかどうかを判断する要素が下位になければ、全体・全部という判断そのものができません。
お礼
ご丁寧に本当にありがとうございました。
- jefferic
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hockey-crazed nation でひとまとまりなので、語順は変更できません。 まず、基本形は the entire nation で「全国民」 そして、hockey-crazed が nation を修飾しています。「ホッケーに熱狂的な国民」。 crazed の用法は辞書でご確認を。
補足
Tom named the boy とthe boy named Tomではニュアンスは違ってくるのでしょうか?Tom named the boy がthe boy で具体性を持つと考えられるでしょうか? 又、entireを全、すべて のように訳したのですがThe hockey-crazed entire nation のようにしてentire nation をすべての国民というふうにくっつけるのは駄目なのでしょうか? お手数ですが宜しくお願い致します。