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木材の比重について
木材の比重について 一般的に、杉の気乾比重は0.38g 桧の気乾比重は0.45g … などと書かれていますが、これらの数値は定義なのでしょうか?それとも「この程度」なのでしょうか? 何方か詳しい方がいらしたら、ご回答よろしくお願いいたします。
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- kentiko
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残念ながら、定義ではありません。 国の研究機関でも明確には定められていません。 資料によってまちまちです。 木材は、同じ樹種でも品種・個体・地域による差や、 さらには1本の樹木でも部位(根本か先端か、中心か外側か、 心材か辺材か など)によって組織構造や物理的性質が 大きく異なります。 ですので、ある樹種の比重を一つに決めるというのはムリだと思います。
- moonredred
- ベストアンサー率50% (1/2)
木材の含水量を知るために使われています。 全乾比重=含水率ゼロのときの比重。(25mm程度のサイコロ状にして、恒温槽=約80℃の湿度0%の中で24時間乾燥させて、材の中の水分を抜き取ります。入れる前と出した後の重量から比重を出すので、その比重を全乾比重と言っています) 気乾比重=自然の温度・湿度とつりあった木材の含水率(日本では15%前後、地域により違いが多少有りますが、基準は15%です)のときの比重です。 一般的に仕上含水率=柱で10~15%(住宅金融公庫では、17%と決められています)。梁で20~25%に乾燥しなさいとあります。この程度に乾燥することで、建築後に狂い収縮、割れが発生しにくいことから乾燥の基準を決めているのです。 仕上含水率を表示する上での基準は、全乾比重=全乾法となりますが、木をばらさないと測定できないので、含水率計という計器にて、測定しています。しかし、その計器の信頼性は、測定範囲(特に深度)に各種有り、補正値に比重が必要になります。故に、比重を正確に知る必要になってくるのですが、スギにおいては、大きくバラツイテいます。スギの全乾比重=0.28~0.42ぐらいです。 それも、1本の柱の中で、根本部分の元口側と、先の末口側でも大きくバラツイテいるのです。故に、本来は、ゆっくりと1年ぐらい天然乾燥した物の方が、安定した仕上がりになるのです。狂い、割れは、仕上含水率のみで、判断するのも、間違っているのです。木の素質、まず、どのような所、南向きの山?で育ったかどうかです。故に、良い木を使って家を建てるってことは、仕上含水率より、もっと重要な木を見る目が、必要なのです。比重が大きい物ほど、強いってことも、バラツイテいるスギには、当てはまらないのです。
- funflier
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>何が基準になっているのでしょうか? これは補足要求でしょうか。だとしても何が元になっているか、は私では解りません。 資料の編纂時に関連団体・研究機関の公表値を載せたものと思いますが、その数値 がどのような形でサンプリングされ、統計がとられたのかによって変わってくると思います。 先にバルサの例を引きましたが、加工品を後から人間が決めた数値にあてて区分け すれば「○○バルサの密度はこの範囲」と基準があります。他の木材の資料数値は、 製材されたものであっても、こうした基準が特に無いのではないでしょうか。 それでも製材加工の段階で一定の幅には収まるので、「この位」の数値が資料に載って いるのだと思います。通常の建築資材としての木材で、その程度の幅がそう問題になる 状況も無いと考えます。 ご質問の求めているものが今ひとつ解りかねるのですが、何か重量が非常に問題に なる用途に使うために標準的な数値が必要なのでしょうか。バルサ材では正にその為に 出荷製品に区分を設けていますが、他の木材は強度を考慮した用途別に比重/密度範囲 を限定して材料を探し、使用する他無いと思います。 木材の比重について触れているサイトはいくつかありました。 http://www.homarewood.co.jp/gansuiritu.htm http://www.wood.co.jp/exmk/exmk2.htm http://www.mukuzai.com/mokuzai-no-mitudo.htm http://www.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/kyouka/gijutu/webdata/mono-2/sozai-1/ki-1/ki-2.htm http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%90
- htms42
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密度の数値に「定義」があるとは思いません。 密度という量については定義があります。「質量/体積」です。 値はすべて測定で決まります。
- funflier
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生物である以上、どれも均一なものになっているわけではないでしょうから、「この程度」 と認識する方が正しいと思います。人間一人一人も比重は違い、一般に「人は水に浮く」 と言っても、体脂肪率が極端に少ない人は何もしないと水に浮かずに沈みます。 理科年表に載ってる密度は 杉0.40・桧0.49 で、これは既にご質問中の数値と違って います。ただ、製品として出荷された場合、重量が問題になる用途に使われることの多い バルサ材は密度による区分が存在します。(下記wiki ページの「密度の区分」の項) 規格と呼べるか、何処が定義したのかまでは解りませんが、ここにあるライト~ハードとか ソフト~ハードと呼び分けられています。これは事実上、定義と言っていいと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%A1%E5%9E%8B%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E7%94%A8%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B5%E6%9D%90 ここに書いてある他の木材の参考値:きり0.31、すぎ0.40、ひのき0.42、やまさくら0.67 も ご質問、理科年表のデータと桧が違います。つまり資料によって書かれている数字が 異なっているので杉・桧に特に定義があるとは解釈出来ないと考えます。
お礼
funflierさん、有難う御座います。 やはり定義ではないような… 何が基準になっているのでしょうか? お時間御座いましたらお付き合いして頂けたらと存じます。