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燃焼時の質量欠損について
以前も質問したことがあるのですが、いろいろ調べてみると燃焼時の質量欠損はやはりおこると考えられているようです。以前の質問では核力が質量として見えている、ということを知ったのですが、ものが燃えるときに起こる一連の化学反応と、核力に影響を及ぼすほどの原子核内の現象の進行はどう対応しているのか、おわかりの方お教えください。当方猿ですので、よかったらわかりやすくお願いします。
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原子核を原子のアナロジーとして捉えて現象を説明する理論(魔法数、原子核安定性について)はありますが、化学反応と原子核内相互作用を対応させるものは無いと思います。 とは言っても原子核構造及び反応は、理論体系として全く統一ができていない世界なので、世界でどこかの理論研究者がひょっとしたら現象説明のために対応するような考えを作ったり、発展させたりしているかも分かりません。 質量欠損は核反応の場合は顕著に現れます。普通は原子核で定義される言葉ですが、当然原子の世界でも起こっていることです。 これはとりもなおさず結合エネルギーに相当するものです。従って、水素原子の場合は質量欠損は13.6 eVになります。しかし、電子の静止質量は511 keVであり、水素原子核(陽子)はその1836倍もの質量ですので、この僅かな断片(13.6/511000(1+1836)=1.45e-6%)を測定するのはかなり難しいでしょうね。 質問にあまり直接答えてないような気がするのでm(_ _)m、わたしの分かる範囲で補足させていただきますが…
お礼
核反応時の質量欠損はある程度知られているとは思います。燃焼などの卑近な現象ですら実際にはいったい何が起こっているのかわからないのは悔しいですよね。ご回答いただき感謝します。