ドイツ語の方言について:知見をお持ちの方へ
1.ドイツ語は標準語を高地ドイツ語と定めていますが、これにはどの様な背景があるのでしょうか。標準語に定められるにはそれ相応の理由があるかと思いますが、政治的なものでしょうか、それとも言語的に先進的で各種方言が集約された要素があるからでしょうか。
2.高地ドイツ語とは、つまりはドイツ南部の地域を指しているのかと思いますが、これは現在の首都であるベルリンや大都市であるフランクフルト、ハンブルク、デュッセルドルフ、或いはかつてのボンといった主要エリア以外が標準語地域となります。これらの都市は、政治的、経済的に有力都市であるにもかかわらず方言エリアになってしまいますが、正にドイツではそういうことでしょうか。政治的、経済的に主導的であるにもかかわらず標準語ではないエリアに当たるのは、世界では珍しいケースかと思いますが。
3.ドイツ語は多種多様な方言があり、バイエルン方言、ザクセン方言、シュヴァーベン方言等々あるようですが、それらの相違は発音、語彙、文法の面でどの程度のものなのでしょうか。それぞれの方言で話しては相互理解が不可能、あるいは難しいというレベルでしょうか。単純な比較は難しいかも知れませんが、英国国内のレベルでしょうか(自身も英国内の各種方言に苦しんだ経験あり)。まさか中国大陸の各種漢語方言、或いは中近東のアラビア語のアンミーア(アラビア語口語)レベル、それとも日本国内程度なものでしょうか。
4.方言が多種多様で各地方出身者は自分の方言にプライド感を持っているようですが、外国人に対しても憚らず方言で話すのが通常でしょうか。しますとある程度の標準ドイツ語レベルを身に着けた程度では歯が立たないと思いますがどうでしょうか。
5.オーストリア、特にスイスのドイツ語は分かり難いとのことですが、特に後者はほぼ別の言語と考えた方がいいほどの違いでしょうか。
6.オランダ語、フリースランド語、デンマーク語、ルクセンブルク語は広い意味でのドイツ語の方言と考えても差支えないでしょうか。一部の方言話者であれば、それぞれの近隣の言語は解すとの理解で宜しいでしょうか。
宜しくお願いします。
お礼
ありがとうございます。 標準語地域で生活しているので不思議に思いました