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第二次世界大戦前後の社会と経済の違い(継続性と断絶性)について
二次大戦以前と以後ではどのような違いがあるのか教えてください。 よろしくお願いします。
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第二次世界大戦の前と後ではどのような違いがあるかというと、 色々とあげるときりが無いのですが今思いついた限り簡単にあげると 戦後直ぐに、華族制度が廃止になり莫大な財産税が課せられた事により それまで封建制度時代から続いていた多くの旧領主・貴族層が平民となった。 それにより封建時代からの支配階級が日本のエスタブリッシュメント層から一掃された。(断絶性) 大企業に関しては公職追放や財閥解体などにより 創業者一族の支配が終わりサラリーマン出身の社長が多くなった。(断絶性) 田舎では農地改革が行われたことにより、今まで小作人だった人まで自作農になり 急速な保守化が起こり日本政治の支持基盤が一部変化した。(断絶性) 官僚は一部(旧内務省関係)を除き基本的に温存されたので 官僚機構的にはあまり変化が無かった。(継続性) 東京都内では財産税支払いのために大邸宅が売りに出され その大邸宅の跡地に大学ができたり小口の宅地になったことにより 地図が戦前と戦後では大きく変わった(断絶性) などです。 戦争によって戦前と戦後が違うものになったと言うよりも 戦後直ぐに行われた戦後改革によって戦前・戦後が違うものになっていったような気がします。 戦前と戦後の(政府発行のものではないのですが)長者番付などを見たり 戦後改革を扱った本を読んでみるとより継続性と断絶性がわかると思うのでお勧めです。
お礼
わかりやすく回答していただきありがとうございました。 もっと詳しいことは本で調べてみようと思います。