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高校までの文法について
高校までの文法について こんにちは。 大学で言語学の勉強をしています。 現在学んでいる文法は、高校までに学校で習ってきた文法とは違うように感じます。例えば、節の定義ですが、現在学んでいる文法では文も句も節として扱われています。 なんだか今まで習ってきた文法とぐちゃぐちゃになりはじめています。 現在学んでいる文法と高校までの文法との接点はどこにおくべきなのでしょうか? また、節の定義だけでなくここも扱われ方が違うよという点があったら教えてください。
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高校までの文法は、英語(あるいはそれ以外の外国語)を習得するための文法です。だから特定の言語が対象です。 いま大学で勉強していらっしゃる言語学の文法は、多分文法理論、というか一般文法だと思います。ですから対象は一つの言葉ではなく、言語一般について言えること、が取り上げられると思います。 言語は変わります.文法理論も変わります。しかしそのスピードには差があって、自然言語の変化を縄文杉の変わる変化とすれば、文法理論はキャベツの変化と見てようでしょう。 ここ50年の間に見られる言葉の変化は、お爺さんお婆さんと話が通じないほど変わってはいません。でも50年前の文法理論と今のそれとの間には何度も骨組みから変わっています。 ですから高校までの文法のノートと、大学の文法理論のノートとは、脳の中で、全然別の場所に保管しておくのがいいと思います。でないとおっしゃるように「グチャグチャに」なってしまいます。
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- casanova5
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「節」に関してですよね。大学で学ぶ文法が高校までの文法と違うと。はっきり言えば、言語学にもいろいろな理論があって、いまのところこれだけが正しい!というのは見つかっていないように思えます。ですが、わかっている範囲で言えば、統語論で「節」とは主語と述語があるのをいいます。一つしか節がない文、二つ以上ある文と、節の結合体が文なわけです。しかし、「句」は節ではありません。句が節を構成しているので、節は句の上位概念です。つまり句-節-文(左から)なので、違いはあります。 言語学の文法は高校の文法をさらに深く研究したものです。そうとらえればいいでしょう。また扱われ方ですが、高校までの文法の定義は忘れ、大学の言語学の文法定義を受け入れるというのが正解だと思います。