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Sin波をAD変換ボードを通してAD変換したときの波形図
- 60Hzと6kHz以外の周波数でSin波をAD変換ボードを通してAD変換するとき、きれいなsin波が測定できない現象が発生する理由について調査しています。
- サンプリング周波数1000Hzでの測定では60Hzと6kHzのSin波は正常に測定できたが、他の周波数ではSin波が測定できなかった。
- AD変換ボードの分解能や最高サンプリング速度、使用する電圧範囲についても確認しています。
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#2さんへの補足ですが、エリアシングという現象は、一般にはほとんど流布せれていませんが、デジタル処理特有の現象です。だから余り知られていないわけです。 デジタル処理万能と思われているような昨今ですが、デジタル処理特有の現象だからこそ、実際の測定では、エリアシングが出ないように、電気回路による物理フィルター(アナログ・フィルター)をかけます。現場の測定業務に関わった人達は、この物理フィルターの重要性を(秘かに)わかっています。
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- phobos
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こんにちは。 > 入力信号600Hzのとき、サンプリング周波数1500Hzと1300Hzでも同じようにかくかくの波形になってしまいました。 周波数f=600Hzの波形は、サイン波1周期の時間T=1/f=1/600≒1.67msecです。 質問者さんはこの信号をサンプリング周波数fs=1000Hzで測定しました。 従って、データを取り込む時間間隔(サンプリング・インターバル)は Ts=1/fs=1.0msec刻みで読み込んだわけです。 1.67msecで1周期を描くサイン波を1ms毎に読み込むわけですから、 サイン波1周期につき1個半しかデータが取れないことになります。 このデータを線で結んでもきれいなサイン波を描けるはずはありませんよね。 サンプリング周波数を1300Hz、1500Hzにしたところでサンプリング・インターバルは それぞれ 0.77msec、0.67msecなので、1周期のデータ点数は2個半程度にすぎません。 サイン波をなめらかに表示したかったら、一周期につき20点くらいのデータがほしいところです。 例えば600Hzのサイン波をキレイに表示したかったら、サンプリング周波数fsを fs=1/Ts=1/(0.00167/20)≒12000Hz=12kHz 程度に上げてやる必要があるわけです。 測定したい信号の周波数とAD変換のサンプリング周波数との関係を知る事は、とても大切です。 場合によっては波形がきれいに表示されないどころか、実際には存在しない幽霊データを表示してしまうこともあります。 これをエリアシングといいます。 ANo.1のご回答の「サンプリング定理」とあわせてこの機会にぜひお読み下さい。 http://www2.oninet.ne.jp/ts0905/deeg/deeg11.htm http://www.katch.ne.jp/~hasida/speaker/impulse/speaker22.htm おそらく6kHzの波形がサイン波として表示されたのは、このエリアシング現象ではないかと思われます。
- takepon256
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サンプリング定理というものをご存知でしょうか? 簡単に言うと、正常に波形を取り込むには入力信号の倍以上のサンプリング周波数でサンプリングする必要があるという定理です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%9C%AC%E5%8C%96%E5%AE%9A%E7%90%86 http://www.cqpub.co.jp/term/samplingtheorem.htm http://laputa.cs.shinshu-u.ac.jp/~yizawa/InfSys1/basic/chap5/index.htm 6kHzの時に正常に波形として見えたのはたまたまでしょう。 波形を良く見ると6kHzになっていない可能性が高いです。
補足
入力信号600Hzのとき、サンプリング周波数1500Hzと1300Hzでも同じようにかくかくの波形になってしまいました。 どうしてこうなるのか自分もまったく不明です。