寒いっていうのは、例えば宴会の待ち合わせ場所をいつの間にか変更された上に、みんな自分たちだけで勝手に始められちゃったときに脳内で起こる化学反応のことです。
っていうのは嘘ですが、体が感じる温度の変化は熱力学第二法則っていうので説明されます。要するに”どこかにエネルギーの集中していると、自動的にそのエネルギーが周りに広がってどこも同じになる。もしくはエネルギーの欠乏しているところがあると、周りからエネルギーが必ず集まってどこも同じエネルギーになる。”っていう宇宙の約束みたいな法則です。どうしてそうなのかは誰にもわかりません。
さて温度ですが、気温っていうのは空気の分子が運動する速さ(振動と言ってもいいかも)であるという理解で正しいです。
温度が高いってことは空気の運動エネルギーが高いってことです。
じゃあ、寒いときには空気の運動エネルギーが低いってことなのですが、その中に温かい(運動エネルギーが高い)人間の体が入ってくると何が起こるのでしょう?
答えは熱力学第二法則で言ったように、エネルギーが高い人間の体から、エネルギーの低い周りの空気にエネルギーが移ります。
エネルギーが低くなった(温度が低くなった)人間の体は自分の体を動かすための化学反応ができなくなります。人間の体は化学反応で動いていて、それにはエネルギーが要るのですよ。寒すぎると心臓も動かせなくて死にます。
じゃあどうして寒いのは苦痛なのかと言いますと、これは進化論で説明できます。
例えば大昔に人間は寒さを苦痛とは感じない生き物だったとします。そしてある日、突然変異(遺伝子の病気)で寒さを苦痛に感じてしまう人間が生まれたとします。すると、その人はどんどん温かい土地に移って、同じような遺伝子の病気を持つ人たち同士で子供を作ります。一方、寒さを苦痛に感じない人たちはどんどん寒い土地に移って死に絶えてしてしまうのです。
そして今生きている私たちは寒さを苦痛に感じる病気にかかった人たちの子孫なので、寒さを苦痛に感じているんですね。
そう考えると冬の寒さもありがたいものですね。<きれいにまとまってますか?長文失礼しました。
お礼
わかりやすい説明ありがとうございます。 まさにこのような回答を望んでいました! 振動が少ないと、振動が多くて暖かい体のエネルギーが移ってしまい 熱が逃げていくという感じなのですね。 逆に暑い場合は、空気の振動が体の振動より多いので 調和しようと空気の振動が体に入ってくるわけですよね。 疑問が一つ解けました。 ありがとうございました。