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多項式の最大公約数について
f(X)とg(X)の最大公約数が1であるとき, ある多項式a(X),b(X)があって, f(X)a(X)+g(X)b(X)=1 とすることができる. とあったのですが,これはなぜなのかを教えていただけますか? よろしくお願いします.
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- kabaokaba
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>a(x)f(x)+b(x)g(x)=1とすると、f(x)=g(x)h(x)+m(x)だから これが間違い.そもそも a(x)f(x)+b(x)g(x)=1 を満たすような「多項式a(x)とb(x)が存在する」のが というのが証明対象なんだから それを使ってはいけないし, それを使って,fとgをa,bで表したのなら af+bg=1になるのは当たり前で循環論法. http://www.f-denshi.com/000TokiwaJPN/01daisu/apdx02.html ↑ 整数の場合の証明 これは多項式の場合でもほぼ同様 実際は「ユークリッド整域」であれば 証明はほとんど同じ. 環や体を勉強してるんだから あとは自力で証明を再構築できるでしょう. 本質は,割り算をしていくと 最大公約数を保ったまま,「小さい組」を構築できて いつかは打ち止めになるということ
- suica-zx
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f(x)をg(x)で割ったときの商をh(x)、余りをm(x)とすると f(x)=g(x)h(x)+m(x) このとき、f(x)とg(x)の最大公約数が1のときはm(x)≠0 (m(x)=0のときは余り0ということだから、f(x)はg(x)の倍数で、h(x)が公約数となる。) a(x)f(x)+b(x)g(x)=1とすると、f(x)=g(x)h(x)+m(x)だから a(x)(g(x)h(x)+m(x))+b(x)g(x)=1 g(x)(a(x)h(x)+b(x))=1-a(x)m(x) ∴g(x)=(1-a(x)m(x))/(a(x)h(x)+b(x))…(1) 従って f(x)=(h(x)+b(x)m(x))/(a(x)h(x)+b(x))…(2) (1)・(2)から a(x)f(x)+b(x)g(x)を計算すると a(x)(h(x)+b(x)m(x))/(a(x)h(x)+b(x))+b(x)(1-a(x)m(x))/(a(x)h(x)+b(x)) =(a(x)h(x)+a(x)b(x)m(x)+b(x)-a(x)b(x)m(x))/(a(x)h(x)+b(x)) =(a(x)h(x)+b(x))/(a(x)h(x)+b(x))=1 となり確かに1となる。ここで、計算途中のa(x)b(x)m(x)-a(x)b(x)m(x)は、互いに打ち消しあっているから、m(x)が0以外のどんなもの(多項式)でも、a(x)f(x)+b(x)g(x)=1となる。 f(x)とg(x)の最大公約数が1(f(x)とg(x)は互いに素)のとき、m(x)は0以外のもので、そのときでもa(x)f(x)+b(x)g(x)=1は成り立つ。
- kabaokaba
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ユークリッドの互除法 互いに素な整数m,nに対して am+bn=1 となる整数a,bが存在するというのと同じ. 体論と環論を勉強してるなら かならず教科書とかにでてるはず. きわめて有名かつ基本的な性質だから 質問連発で放置するよりも まずは自分で教科書を読むほうがよいでしょう #ここ数日の一連の質問はすべてそういう内容.