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一人称の「筆者」や「著者」

論文などのかたい文章では、一人称で「筆者」や「著者」(英語だと the author)が使われますが、これらを使うメリットとかってありますか。単純に、慣習だったり、フォーマルさを出すためだったり、なのでしょうか。「私」よりも「筆者」が使用される理由について、ご存じの方がいましたら、ご回答よろしくお願いします。

みんなの回答

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.4

外国から来た習慣であることは確かですが、人間の生死を超えて将来まで残すべき書類は、客観性を重視するとともに、人称代名詞による誤解を防ぐために、このように書きます。 特に行政や司法の文書では、人称代名詞を用いず「申請人」「申立人」「相手方」「原告」「被告」「告訴人」「被告人」「弁護人」「出願人」などと、明確に指示できる用語を使います。これらは混乱を防ぐためです。 英語の場合、自筆であっても、authorには「3人称の動詞」を使わなければなりません。

noname#101020
質問者

お礼

人称代名詞の濫用により混乱を招くのを防ぐという指摘は、納得です。ただ、ネットで公開されているようなコンピュータの技術系連載コラムとかでも使用されていることが多く、そのような場合は、特に混乱を招く恐れはない気もするんですよね・・・。ご回答ありがとうございました。

noname#111034
noname#111034
回答No.3

No.2の補足です。 ちなみに,ぼくが書いた英語論文では I を使っています。日本語論文でも試しに「私」と書いてみたところ,編集委員会はリジェクトしましたね 爆。

noname#111034
noname#111034
回答No.2

英語論文でも,単著でI,共著でWe と書く人はいます。理系のほうに多いでしょう。そのほうが適切だという理由にもとづいています。つまり,The author(s)と他人事でしらばっくれたような書き方よりも,自分(ら)が文責をもつことをはっきりI,Weと示すべきだという意図です。ぼく個人はまったく同感で,「私」と書きたいところですが,残念ながら,日本ではこの考え方はまったく浸透していません。

noname#101020
質問者

お礼

工学系はわかりませんが、数学のようにその事実が(間違いが含まれていない限り)恒久性を持つものに関しては、たしかに we と書いてあると、書き手と読み手に一体感が生まれるような気がしてよいですね。ご回答ありがとうございました。

  • east-with
  • ベストアンサー率41% (85/207)
回答No.1

 難しい質問です。  論文で「私」より「筆者」や「著者」が多く使われる理由。  論文の書き方の発想 自分→論者→筆者(著者)  つまり、自分は論じる人で、書く人だから筆者。  で、「私」ではダメな理由。私事(しじ)や私語(しご)などで連想すれば、「私」とは自分の生活事情などになっていく。つまり、自分のプライベートが「私」なのである。  つまり、「私は●●と思う」では私の個人の意見としてそう感じる事。つまり、「私」とは私的で自分の趣味や感性や感覚が含まれる。だから、不適切。  だから、「筆者」はこの論文(評論)を書く人から見た時の姿勢なのである。つまり、「作者」も「筆者」も同じ意味で使う。つまり、書く側の強い思いや情熱と資料に基づいて説明しようとする姿勢がそこにある。つまり、それが客観性である。

noname#101020
質問者

お礼

客観性ですか、なるほど。ご回答ありがとうございました。

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