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大学教授について
大学教授って基本的にサラリーマンで給料は1000万前後だと思いますが、テレビや出版など副業は別所得ですよね。破格に稼いでいる人はいますか?そういう人はあくまで一部の人ですかね?
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大学教員をしています。 まず、国公立は、公務員扱いで、贈収賄が成立するハズです。しかし、私立は適用外です。実情と違った書き込みがされていますが、私立は、大学によってさまざまです。 国立の医師は、国家公務員ですから、謝礼を受け取ると収賄罪が成立します。私の母は、十数年前に、香川の医大でに乳ガンと白内障で2度も手術を親切・丁寧にやってもらいもしたが、2度とも謝礼は一切受け取ってもらえませんでした。今でも、心苦しく思っています。 昨今、博士号取得の謝礼が問題視されているのも、同様です。私立は、警察に逮捕されることは無いでしょうが、受け取ると品格は問われます。 企業からの寄付金などは、一銭も教員のフトコロには入りません。大学に一旦入り、そこから分配されるので管理されています。裏のある場合は、知りませんが、私立大は収賄罪は成立しません。 国立でも、教科書の印税は、正当に懐に入ります。私立のマスプロだと、500人の授業をもっていたとすると、一冊3000円で10%の印税だと、小遣いになる(奥さんには知られないのが最大のメリット)。しかも毎年。他大学への出講(非常勤)の一因です。そんな教員に限り、試験時に教科書持ち込み可、なんぞ・・・。 人気教授なら講演料も。ただ、学術的な講演(市民講座など)は、90分で3万円が標準、学長クラスでも10万円が限度です。大学のPRになるので、大学が後押ししてくれます。タレントなら、ひと桁上ですから、ボランティアのようなものです。 私立の給与は、ピンからキリまででしょう。国立の人に本学の給与を話すと、みんな「移りたい」と口では言いますが、来る人はいません。地方私立で頑張っても、世間が認めないからです。本学は、数年前まで「大学ランキング」の給与の常連でしたが、今では掲載を断ったとか。『博士号を持っているのは、普通だし…』と嘯いています。
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- Willyt
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医学部の教授の給与が他の学部の給与より高いというのは間違いです。国立では完全に同じですし、私立でも基本的には同じです。しかし医学部の先生には税金を払わない特別収入があります。付属病院で診察したり手術したりすると患者から謝礼を受け取ります。この額は膨大です。また、他の病院で診察をしてその報酬も受け取ります。ですから大変裕福なのです。しかしこの悪習はやめるべきですよね。 また国会議員は公務員の最高給与を下回らない額を受け取ることが憲法で定められています。35条です。ですから議員の給料は新憲法の下では常に公務員としては最高の額です。また裁判官の給料が大学教授の給料より高いというのも間違いです。最高裁判所長官の給料は東大総長の給料より安いのです。ただし一般教授は管理職ではないため、本俸の30%に当たる管理職手当てがないので学長、副学長、図書館長の職につかない限り、実質給料はかなり安くなります。それにしてもたかだか30%の違いです。公務員の給料は驚くほど薄給なのを一般の方はご存じないのです。同窓生で民間企業に入った友人より遙かに少ないというのが実情です。
- info22
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そう一部の人ですね。 同じ教授でも医学系教授とその他の教授では給与体系が違いますね。 医学系は相当高いですね。そうでないと、大学に優秀な医師の教授がいなくなって、一般の大病院ですごい給料で迎えられることになりますね。 あるいは自ら開業して儲ける。凄腕の名医はどこの病院でも欲しがる人材で、病院の実績も評判も良くなる。今は民間病院医師や開業医に対して、大学病院の先生の給料が相対的に低く、大学病院人材確保のため大学教授の待遇改善が問題になっています。 多くの教授は、大学院の学生に学会発表させるのにかかる旅費をぼけっとマネーから出してやっているケースも結構多いですね。研究費を稼いでこないと研究もできず、学生の研究も活力がなくなるので大学教授も大変だと思います。 医師の給料が高いけど、医師不足で医師の勤務時間(就労時間)はものすごくハードで、労働時間の面での待遇を改善しないと医師が辞めて行ってしまう状態ですね。特に大学の医局の人数の減少が酷く、地方拠点病院に派遣する医師の余裕がなく、地方の拠点病院の運営は危うくなっていますね。人材スタッフがいない大学病院や病院では、医師の労働時間が限界で、大学教授も例外ではないですね。 医学系以外の大学教授も少子化のおかげで定員割れがかなりの大学で進んでいて、教員の定員削減や学生の就職率低迷や大学運営費の削減で研究予算が減少傾向にあって、大学教授も研究費集めに四苦八苦しています。 儲ける大学、儲かる大学でないと研究費や受験倍率がジリ貧になります。 それも大学教授の力量がなければ、大学も閉鎖、あるいは他の大学と合併ということも起こりえますね。 国立大といえども財政状況は、大学教員が大学の外部から稼ぐ資金が6割強位になってきているかと思います。それが日本の教育の現状ですね。 戦前は、大学教授の給料と最高裁判事と国会議員の給料が同じ位でしたが、現在は国会議員の給料>裁判官給料>大学教授の給料となっていますね。大学の学長の給料が、(小泉チルドレンなどのような)新米国会議員並みかそれ以下ですね。まして平の大学教授の待遇は押して測るべしですね。 日本が先進国中で教育・研究に掛ける予算は最も少ないグループにはいっていて、優秀な人材は海外に流出する傾向にあり、ノーベル賞学者も海外であげた成果でノーベル賞を貰うケースが大半ですね。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
給与としては国立だとだいたいその位のものです。私立だともう少し低いでしょう。私立では給料が安い代わりに自由に稼ぐことができます。 別所得は国立大学が独立法人化してかなり自由に稼げるようになりましたが、殆どの教授は研究費として企業から献金を受け、それを自分の講座の准教授や助教などのスタッフの研究費に充て、私生活には使用しません。特に工学部では多額の研究費を必要とするのでそのような方法を採るのです。自分の生活費を稼いでいる暇はありませんよ。自分で稼ぎたい人は教授なんかやっていませんよ。大学の教員はみんな研究の虫なのです。 大学の教員が研究している対象は未だ海の物とも山の物とも分らないものでそれで多額の儲けが期待できるものは殆どありません。大学から至急される研究費はスズメの涙ほどの額ですから、頼みは文科省の補助金か企業献金です。企業の研究所は儲けが期待できるものに力を注ぎますから、大学の教員の研究に資金を出すのは時代遅れにならないための保険のようなものなのです。いわばダメモトということです。