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山川方夫の『夏の葬列』について

お世話になります。中学生の娘が定期考査で、教科書から出題された山川方夫の『夏の葬列』文章に対して、自分の解答に首を傾げています。親として教えてあげようと思っても、難しいと感じており、明快な説明ができずにいます。どなたかお教えいただけないでしょうか。先生が模範解答を口頭で説明されたようなのですが、娘がきっちりと書いていないために分からない状態です。本来なら娘が先生に再度質問すべきなのですが、恥ずかしがって聞けないというのです(親としてもお恥ずかしい限りです・・)。誠に申し訳ありませんが、どなたかお教え願えませんでしょうか。 原文 http://park3.wakwak.com/~be-yan/work2/kokugo3/natu.htm 1. (10)の部分なのですが、「奇妙な喜び」という部分です。 設問には、「奇妙な喜びとはどのような思いですか。本文中から一文を探して書きなさい。」とあります。娘は、「おれは人殺しではなかったのだ」と答えたのですが、正解として扱われませんでした。多分、私としては、「少なくとも、おれに直接の責任がないのは確かなのだ。」だと思うのですが、これでよろしいでしょうか? 2. 同じく、「奇妙な喜び」の部分ですが、設問に、「なぜ奇妙な喜びなのか答えなさい」とあります。娘は空白でした。私としては、「葬列という人の死を見ながら、ヒロ子さんの死が自分の責任ではなかったという安堵感があったため」程度が正解だと思うのですが、いかがでしょうか? よろしくお願い申し上げます。

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noname#115911
noname#115911
回答No.1

わたくしは何年も毎年この教材を用いて指導している教師ですので、ズバリ回答を差し上げます。 1、「奇妙な喜び」を一文で言い換えた部分としては「人殺しではなかった」のところよりも、「おれは全くの無罪なのだ!」の部分をとる方が適当です。「人殺し」でなかったにせよ、ヒロ子さんが怪我をしたことを自分のせいだと主人公は思っているので、その怪我まですっかり治って元気だったと聞いて「自分の罪悪感は全て消えた」と思い、胸がせいせいしたのです。 2、「なぜ奇妙な喜びなのか」の理由説明。「葬列という人の死を見ながら、ヒロ子さんの死が自分の責任ではなかったという安堵感があったため」この解答で丸はもらえます。「安堵感があった」のところを「これまで自分を押さえつけていた罪悪感から解放された」などの表現にすると、なお良いでしょう。 簡単にですが説明させていただきました。これはテキストの模範解答通りですので間違いありません。

Eureka_ah
質問者

お礼

学校の先生で、しかも実際にこの教材をご指導されておられる現場の先生からご回答いただき大変嬉しく思っております。 1番目の設問は、「おれは全くの無罪なのだ!」の部分を取る方が適切なのですね。「奇妙」という言葉があるため、完全な罪の意識から逃れられたという罪悪感からの解放を指す「おれは全くの無罪なのだ!」の部分が「奇妙」と多少のずれを感じたため、この部分を抜き出せませんでした。 2番目の設問に関しては、私の解答で丸はいただけるようですが、仰るように、安堵感の部分は「これまで自分を押さえつけていた罪悪感から解放された」のほうが確かにより具体的で採点者を納得させるものです。 現場で直接この小説のご指導をされている先生からのご回答で、かつ模範解答とのことなので、非常にありがたく存じます。国語力がないと、この先、各教科の成績も伸びないと聞いたことがございます。しっかりと学習させたく思います。 この度は、ご回答誠にありがとうございました。感謝申し上げます。

その他の回答 (1)

noname#99285
noname#99285
回答No.2

多少、揶揄回答で、納得されない回答だと思いますが、僕は国語はさっぱりできなかった恨みとして書きます。 直接的な回答は他の人にお願いします。 http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/1876394.html から引用。 センター試験に自分の作品使われた作家が問題解いて 満点取れなかったとかいう話あるよな 「このときの作者の心情を答えなさい」 が間違ってたとか VIPPERな名無しさん 2009年11月17日 17:13 ID:ArYKSqbp0 A.(このときの作者の心情)締め切りがやばかった これあったなww井上ひさしかなんかの娘が自分の親父の問題だされて わかんねえから親父に聞いてその時の本当の心情を書いたんだよww そんで×もらってたww何が作者の心情を書けだよww第三者に理解できるかww なので、 テストとしては重要かもしれないが、作者にも答えがわからないことがある、と言っておきます。

Eureka_ah
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。おっしゃっておられること、確かに理解できます。以前、センター試験に出題された作家の文章に対する設問の解答が、作家の方が意図したものではないということがございましたね。dj-komori様のご意見もごもっともだと思います。 ただ、悲しいかな、入試という現実がある以上、ある程度のテクニックや、模範解答には従わざるを得ない部分もあるかと存じます。 中学二年とはいえ、難解だなと私も思います。作品を読み、受け取り方は読者それぞれ違っても構わないかとは思います。しかし、現実の入試があるという意味ではやむを得ない・・と感じております。 この度は、ご親切にご回答くださいまして誠にありがとうございました。