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転換社債の転換価格決定方法などについて知りたい
コーポレートファイナンスを学ぶ学生です。 転換社債発行体の意思決定過程について、現在調査しています。 転換社債について質問を2つさせて下さい。 1. 転換社債の発行体が目標とする調達資金額があるとして、 転換可能期間や転換価格はどのような理論、あるいは、実務的根拠に則って 決定されるのでしょうか。 2. 転換社債に発行体が行使できる取得条項が付いていた場合、 どのような理論、あるいは、実務的根拠に則って、 その行使する時点を決定するのでしょうか。 どちらか一方でももちろん大歓迎です。 よろしくお願い致します。
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1.CBの条件と価格 ・一番単純なのは普通社債価格+オプション価格として計算するものです。ブラック=ショールズ式(ヨーロピアン)とか使います。 ・ただし期中の償還とか期中の転換権行使などがある場合は、満期時点行使のみ認められるヨーロピアンでは評価できないので、二項モデル、三項モデルなどを使ったアメリカン・オプションで評価します。 ・実務的には市場で流通している他のCBのパリティなどを参考にして決めることになります。 2.取得条項 ・取得条項もオプション価値を持つので、これも評価の対象とします。ただし転換条項と取得条項、償還条項などが同時に存在する場合の評価理論は格段に難しいものとなり、一般論はありません。モンテカルロシミュレーションを応用するなどします。 ・実務的には似たような証券の流通条件から割り出すしかありません。
お礼
丁寧な説明ありがとうございます。 正に希望していた情報でした。