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電流測定において、平均値型と実行値型って?

クランプテスタのカタログに、この機種は平均値型とか実行値型とか書いてあるんですが、どう違うのでしょうか? 実行値型の方が一般的に値段が高いので、そちらのほうが精度が高いのかな?と思ってます。 一般家庭で電流測定したい場合は平均値型でも十分で、ビルや工場などで使うインバーター機器の2次側電流などは実行値型のほうがいいと勝手に解釈しているのですが、あってますでしょか・・・?

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  • tance
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回答No.1

平均値は検出が簡単です。整流して平均すればよいだけです。 平均には簡単なローパスフィルタが使えます。 実効値(真の実効値)は検出が大変です。まず、瞬時値を 2乗して、平均をとって、その後ルートする、という作業が 必要で、2乗とかルートといった演算をしなくてはなりません。 平均値で動く計器は一般に、信号が正弦波だとして数値を 表示するように設計してあります。したがって、信号が 正弦波のときだけ正しく表示します。 真の実効値で動く計器はどのような信号でもその実効値を 表示するので、波形が正弦波でないときでも正しい実効値を 表示します。 一般に、直流電源を内蔵した装置では、その電源電流は パルス状だったりして、正弦波とはかけ離れた波形に なっていることがあります。その意味では平均値型の計器では 誤差が大きいと思います。 実効値型の計器でも、あまりに波形の歪みが大きいと 正しく測れません。許容クレストファクターという数値が 大きいものほど酷い歪みの波形が測れます。

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