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漏電保全対策について

現在私はプラントの電気に関する保守業務に携わっています。 機器の対地絶縁状態を監視する為に絶縁抵抗による測定を定期的に実施していますが、リーククランプテスタを利用し、活線で絶縁状況を把握したいと思っております。 しかし、絶縁抵抗値より算出される漏洩電流値よりもリーククランプテスタで測定した漏洩電流値の方がかなり多くなります。交流なので対地静電容量による漏洩電流分が増加しているのでしょう。 リーククランプテスタによる漏洩電流値を機器保全に活かす為のノウハウがあれば教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • tnt
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回答No.2

機器のノイズフィルタには、電源線とアース(グランド)を結ぶ コンデンサが入っているのが普通ですが、こいつが曲者で、交流では 1/(容量*2*π*50)の抵抗と等価ですから、 それだけの電流を大地に流します。 リーククランプテスタはこの電流値も測定してしまいますが、 メガによる測定は直流ですから、このコンデンサは無視できます。 これが、リーククランプテスタとメガでの測定値の差です。 この大地に流れる電流値、普通の設備であれば 漏洩電流よりもかなり多いはずです。 原因がコンデンサなので電流値に変化は無く、 変動を追っていれば機器の劣化を追えるかも知れませんが、 できれば、絶縁抵抗測定による監視をお勧めします。 ただし、リーククランプテスタにも出番はあります。 それは漏電ブレーカーのセッティング時で この時はコンデンサで流れ出す電流も込みでセットする必要がありますから リーククランプテスタで計った正常時の電流値を基準にします。

highwasher
質問者

お礼

ありがとうございます。 保全は絶縁抵抗測定を基本とすべきですね 今後の参考にさせていただきます。

その他の回答 (1)

  • itab
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回答No.1

活線で測定できるクランプ漏洩電流計は確かに便利ですよね。 でも、ご質問のように絶縁抵抗計換算の電流値と(ある程度の)差は 出てしまいます。 でも、定期的にデータを採り、それを比較していけば劣化度の判定に 役立てられるのではないでしょうか。 私の場合(以前の職場で)そうしていました。

highwasher
質問者

お礼

ありがとうございます。 おっしゃるとおり傾向管理を心掛けます。

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