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食べ物を温めている時に湯気が出ないのは何故ですか?
最近カレーやシチューなどを温めていてふと疑問に思いました。 加熱中は湯気が一切出ないのに、火を止めた途端もくもくとそれが立ち昇り始めます。 同じように、加熱していない時は湯気がもくもくと出ている状態のものでも、温め始めてみると途端にそれがフッとおさまってしまいます。 あれは何なんでしょうか? くだらない質問ですがどなたか回答をお願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー
湯気が出るか出ないかは「温度差」で決まります。 「鍋の中身」と「周りの空気」では、熱伝導率と保温力が違います。 「鍋の中身」は「温まりにくく、冷めにくい」です。 「周りの空気」は「「温まりやすく、冷めやすい」です。 加熱中は「鍋の中身」と「周りの空気」の両方が熱せられ、余り温度差がありません。 温度差が無ければ、鍋から出た水蒸気は湯気になる前に蒸発してしまいます。 しかし、加熱を止めると「鍋の中身」は「すぐに冷めずに水蒸気を出し続ける」のですが、「周りの空気」は「すぐに対流により冷えた空気と混ざって冷めてしまう」のです。 すると、加熱を止めてすぐに、鍋の中身から出る水蒸気は「冷えた空気の中に出る」事になります。 水蒸気は、冷えた空気の中に出れば、冷やされてしまいます。 すると「冷やされた事で、気化していた水蒸気が液体に戻り、極小の水滴になる」のです。 この「冷やされた水蒸気が液体に戻り、極小の水滴になって空気中に浮いている物」が「湯気」なのです。 なお、電気式の「IHレンジ」だと「周りの空気は加熱されず、鍋と、鍋の中身だけが加熱される」ので、加熱中もガンガン湯気が上がります。 質問者さんの鍋のように「止めたら湯気が出る」のは「ガスレンジで、ガスの炎が勢い良く燃えてて、鍋と一緒に周りの空気も加熱しているレンジ」だけです。 ガス式でも、レンジの五徳の周囲に丸い遮熱板を置いて鍋と密着させ、ガスの炎で加熱された空気が鍋の上の方に行かないようにしてしまうと、加熱中でも湯気が上がります。
お礼
お礼が遅れてしまい申し訳ありません。 なるほど、周りの空気との温度差が原因だったのですね。 それを意識しながら観察してみると面白そうです。 湯気の仕組みについて少し詳しくなった気がします。 皆様回答ありがとうございました。