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「おごれるひともひさしからずただはるのよのゆめのごとし」?
下記の出典と意味を知りたいです。 「おごれるひともひさしからずただはるのよのゆめのごとし」
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平家物語の一節です。 『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ★ ただ春の世の夢のごとし ★ たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ 』 祇園精舎(インドのお釈迦さまのお寺)の鐘の音は、 「永久不変なものはない」といっているように聞こえる。 沙羅双樹(ツバキの一種。お釈迦さまが死を迎えるとき白くなって枯れた。)の花の色は、 栄えている者が必ず落ちぶれるという意味を表している。 思い上がったふるまいをする者は長くは続かない。 それは単に春の夜に見る夢のようだ。 荒々しい強者もゆくゆくは滅びてしまう。 それは、いかにも風が吹くと飛んでいく塵と同じだ。 平家物語の冒頭、平氏が没落していく様を表しております。 「耳なし芳一」で有名な「琵琶法師」が語ることで有名。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%B6%E7%89%A9%E8%AA%9E
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- nekomac
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良い回答が出ていますので今さらなんですが、この平家物語の冒頭の部分はただひたすら「諸業無常」を説いているわけです。 この世の一切は浮き草のように一つところに止まる事無く、また1つとして同じ状態を保つことはない、つまりすべては移り変わって行くという人間普遍の哲学です。 このような哲学はいろいろな人が主張していると思いますが、何故か私はこれを読むたびに豊臣秀吉の辞世の句を思いだします。 「露と落ち露と消えにし我が身かな 浪速の事は夢のまた夢」 きっと、これ以上無い栄華を極めた人だから平家物語とダブるのでしょうね。
- mappy0213
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平家物語ですね 祇園精舎の~偏に風の前の塵に同じまでは わたしのときは空でいえるようになれって中学校のときに 言われましたね(笑) 平家物語当時謳歌を極めていた平家も源氏に打たれるってのを書いてある軍記絵巻です。 っで「おごれるもの」=贅沢を極めた人たちでも 「久しからず」 =決して永久には続かない 「春の世のゆめ」=春って暖かくうたたねをしますから その間で見る夢のように短い間 って感じですね だからどんなに贅沢な暮らしをしててこの暮らしがずっと続くと 思ってたのに 実際は本当に短い間しか続かないって意味ですね わたしが中学校のころ古典の先生が言ってたのですが 古典独特の文語での言い回しも含めて古典なので 現代語訳すること事態がナンセンスって言ってましたね(笑)
- root_16
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平家物語の冒頭ですね。 意味は下記リンクを参照してください。 http://roudoku-heike.seesaa.net/article/78746540.html