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ミーゼスの降伏条件

ミーゼスの降伏条件で以下のような式に至る理由が分かりません! ミーゼスの降伏条件:  (σ1-σ2)^2+(σ2-σ3)^2+(σ3-σ1)^2=2σy^2 どうやって導き出したのでしょうか?ひずみエネルギーからなのでしょうか? 塑性力学の本やネットを探し回っても分からなかったので、分かる方、是非ご回答下さい。よろしくお願いします。

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  • h191224
  • ベストアンサー率81% (119/146)
回答No.2

ミーゼスの応力は、金属材料において、 「ある部位の、せん断に起因する歪エネルギー密度Usが、降伏応力(または耐力)に対応する値に達したとき、降伏が始まる」 という仮説に基づいて、導入されました。 この仮説には、 「静水圧のみが、いくら作用しても、降伏は発生しない」 という意味が込められていますが、このことは、実験で確認されました。 以上を式で表してみましょう。 全歪エネルギー密度Uから、静水圧に起因する歪エネルギー密度Upを差し引けば、せん断に起因する歪エネルギー密度Usが得られます。 要するに、 Us=U-Up ・・・(1) です。 主応力を、 σ1、σ2、σ3、 これらによって発生する歪を、 γ1、γ2、γ3 として、Uを表せば、 2U=σ1・γ1+σ2・γ2+σ3・γ3 ・・・(2) これに、フックの法則、 ε1=(σ1-νσ2-νσ3)/E etc ・・・(3) を適用すれば、応力だけの式に書き換えられます。 また、応力の静水圧成分をσp、σpによって発生する歪成分をεpとすれば、 2Up=σp・γp σp=(σ1+σ2+σ3)/3 ・・・(4) εpは、式(3)において、 σ1=σ2=σ3=σp、ε1=εp ・・・(5) と置くことによって、得られます。 εp=(1-2ν)σp/E ・・・(6) 式(1)(を2倍したもの) 2Us=2U-2Up に、せん断弾性係数Gと縦弾性係数Eの関係 E=2(1+ν)G ・・・(7) を適用すると、 2Us={(σ1-σ2)2+(σ2-σ3)2+(σ3-σ1)2}/6G ・・・(8) となり、ミーゼスの応力の表示式の主要な部分が見えてきます。 ミーゼスの応力は、3軸の応力σ1、σ2、σ3と等価な1軸の引張圧縮応力をσm(=あなたのσy)とするもので、(8)において、 σ1=σm、σ2=0、σ3=0 ・・・(9) と置けば良く、結果は 2Us=2σm ^2/6G ・・・(10) となります。 あとは、式(8)と式(10)を等置すれば、おしまい!! あなたのレベルからすると、ちょっと親切過ぎたかも知れませんね(^^

AKeeeeeRA
質問者

お礼

とても親切な御回答ありがとうございます☆ 大変良くわかりました☆☆☆

その他の回答 (1)

回答No.1

トレスカの降伏条件ないし2次元ミーゼス降伏条件を 3次元ミーゼス降伏条件に適用したモデルの論文に詳しいです。 CiNii検索にてPDFが入手できます。 シェルのMises型降伏条件について Yield Condition of Shells based on von Mises' Model 著:倉田 光春, 倉田 博, 森 修(日本大学) 学術講演梗概集. 構造系 58(構造系) pp.1147-1148 19830908 社団法人日本建築学会

AKeeeeeRA
質問者

お礼

ありがとうございます! 見てみます!

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