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係助詞の省略?(古文)

いかにかく不覚におはしますぞ。かくては君の御後見はせさせ給ひなむやと申せ (十訓妙) (1)後半の一文を文節で区切っていくと、 かくて は 君 の 御後見 はせ させ 給ひ な む や と 申せ と考えたのですが、正しいでしょうか。 (2)後半の一文の、「給ひなむや」の「や」は疑問・反語を表す係助詞だと思うのですが、次に「と申せ」と、「や」で文が完結しているということは、「や」の後に何かが省略されているのかと考えたのですが、動詞も入っているし、省略なんてあるのかなと思うのですが、どうなのでしょうか。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • sosdada
  • ベストアンサー率33% (265/792)
回答No.3

「は」は係助詞です。「も」と同じく係り結びをしない係助詞です。

habitant
質問者

お礼

「は」は係助詞だったんですか。 指摘して頂き、ありがとうございました。大変参考になりました。

その他の回答 (2)

  • kitasan2
  • ベストアンサー率41% (67/160)
回答No.2

 (1)は単語に分けるの間違いではないですか。そうであれば、NO.1の方のお答えが正解です。  文節に区切るのであれば、自立語(1語)+付属語(0語以上)で区切りますから、 かくては 君の 御後見は せさせ 給ひなむやと 申せ です。

habitant
質問者

お礼

すみません。文節の定義を誤っていました。 回答していただき、ありがとうございました。 大変参考になりました。

  • sosdada
  • ベストアンサー率33% (265/792)
回答No.1

1.かくて は 君 の 御後見 (は)、(せ) させ 給ひ な む や と 申せ です。 2.現代では、「疑問・反語」の終助詞の一種とされています。  「や」の起源についてはいろいろな説があります。昔から有力な説は、「疑問・反語」をあらわす係助詞が文末に移動した、というものですが、なぜ移動するのか、よく分かりません。  終助詞として独立して発生したという説もあります。すでに万葉集に、文末で反語に使われている(一日も妹を忘れて思へや=一日でも妻を忘れるだろうか、いや、忘れない)ので、起源はかなり古いと考えられます。

habitant
質問者

補足

すみません。文節の定義を誤っていました。 >かくて は 君 の 御後見 (は)、(せ) させ 給ひ な む や と 申せ (は)、(せ)は、それぞれ格助詞の「は」+動詞「す」の未然形という解釈で正しいのでしょうか。 理解不足ですみません。

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