管理会計論の標準原価計算の修正パーシャルPについて
管理会計論の標準原価計算の修正パーシャルプランが良く分かりません。
分からない問題が下記です。
(問題が長文の為、少し端折らせていただいています。)
問題.
当社は所有する工場で製品Bを製造している。
以下の資料に基づき答えなさい。
なお製造直接費の勘定記入法は修正パーシャルプランを採用している。
<資料>
1.標準原価に関する資料
(1)B製品10kgを算出するには、原料Xを5kg、原料Yを4kg、原料Zを3kg、
工員甲及び工員乙の加工作業を甲1時間、乙2時間、機械稼働時間を3時間要する。
なお、減損が工程の視点で発生する。
(2)各原料は工程の視点で配合投入される。1kg当たりの標準単価は、原料Xが400円、原料Yが300円、原料Zが400円である。
(3)時間当たりの標準賃率は工員甲が1200円、工員乙が1000円である。
(4)製造間接費予算は公式法変動予算を用いている。年間の予算資料は以下の通りであるが、
月間の値については年間の値を12等分するものとする。
予算額6,912,000円(うち変動予算額は3,024,000円)
基準操業度8,640機械稼働時間
(5)機械稼働時間と原料投入量の比較関係は無いものとする。
(6)製造間接費は実際発生額を仕掛品勘定の借方に記入している。
2.当月の生産実績
B製品
月初仕掛品480kg(70%)
当月投入量
原料X740kg
原料Y630kg
原料Z430kg
完成品1,560kg
月末仕掛品360kg(30%)
減損?kg(0%)
問.
仕掛品勘定を完成させなさい。
答え.
標準原価カード
原料X400円/kg×5kg=2,000円
原料Y300円/kg×4kg=1,200円
原料Z400円/kg×3kg=1,200円
計12kg=4,400円
減損2kg
正味重量10kg=4,400円
直接労務費
工員甲=1,200円×1h=1,200円
工員乙=1,000円×2h=2,000円
製造間接費800円×3/mh=2,400円
合計10,000円
月初仕掛品原価
4,400円÷10kg×480kg+(1,200円+2,000円+2,400円)÷10kg×336kg=399,360円
月末仕掛品原価
4,400円÷10k×360kg+(1,200円+2,000円+2,400円)÷10kg×108kg=218,880円
完成品原価
10,000円÷10kg×1560kg=1,560,000円
このような感じになっているのですが、しっくりきていません。
修正パーシャルプランは借方(標準価格×実際消費)、貸方(標準価格×標準消費量)ですよね。
しかし回答を見ると完成品原価は
標準価格(10,000円÷10kg)×実際消費量1,560kgとなっているのがよく分かりません。
実績データの1,560kgをそのまま使用するという事は実際データですよね?
修正パーシャルプランの公式の標準消費量とは異ならないのでしょうか?
月末も同じく、
標準価格(4,400円÷10k)×実際消費量360kg+標準価格{(1,200円+2,000円+2,400円)÷10kg}×実際消費量108kg=218,880円
となっていてよく分かりません。
月初仕掛品は、公式通り
標準価格(4,400円÷10kg)×実際消費量480kg+標準価格{(1,200円+2,000円+2,400円)÷10kg}×実際消費量336kg=399,360円
は理解出来ます。
(実績データの単位が個だったら、おそらく納得出来た感があったのですが・・・)
よろしくお願いします。
お礼
ではただの引っ掛けですね。 有難うございます。