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カイコの絹糸腺
カイコのときにある絹糸腺は成虫になるとどうなるのですか???
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絹糸腺は唾液腺が変化したものです。成熟した5齢幼虫には解剖しますと巨大な絹糸腺が観察されます。しかし、繭を作り中で蛹になりますとすぐに退化し無くなります。 昆虫の蛹化とは幼虫時の器官の細胞を吸収することで幼虫時の器官を無くし、新たに成虫の器官に作り替えるダイナミックな過程です。ですから絹糸腺だけでなく幼虫時の器官はほとんど無くなり作り替えられます。 カイコの成体(カイコ蛾)は口を持たず全く食べることをしませんので、そもそも唾液腺は必要ないですから成体にはありません。ただ、唾液腺が起源の器官に羽化する際に繭を溶かすタンバク質分解酵素を貯蔵しています。
お礼
ありがとうございます!!! すごくわかりやすかったです。 感謝しますッ♪