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“陰陽”

 “陰陽”という漢字列を“いんよう”と読んだ方が正しいというか、妥当な場合と、“おんみょう”でいい場合とがあるようです。  “陰陽師-おんみょうじ”、“陰陽道-おんみょうどう”、“陰陽寮-おんみょうりょう”のようです。  両者の使い分けについて、どうかお教えください。お願いします。

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  • ベストアンサー
  • acephale
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回答No.1

中国から陰陽(いんよう)五行説が輸入され、 飛鳥時代ごろから日本で独自に発達を遂げた陰陽道に関わるものに限り、 それを「おんみょう」あるいは「おんよう」と呼び、 それ以外のネガポジを表す陰陽については「いんよう」と発音するのがふつうです。 陰をオンと発音するのは呉音、インと発音するのは漢音です。 陽をミョウと発音するのは読み癖で、本来はヨウです。 呉音と漢音について説明すると長くなるので省略しますが、 江戸時代以降漢音が正当な漢字の音として扱われるようになり、 われわれも通常漢音で漢字を発音するのですが、 伝統的に呉音での発音が行われてきた固有名詞に限っては、 現在でも呉音で発音することが多くあり、 陰陽道や陰陽師もその類といったわけです。

krya1998
質問者

お礼

 該博な識見から的確で詳細なお話を頂き心よりお礼申し上げます。  年来、整理が出来ずに混乱の中で、なにか“おんみょう”の方が知識があるような錯覚で全てに用いていましたが、何かどうも違うようだということに気付きまして、お教えを請いましたのです。  自分でもそうではないかなと、うすうす感じていたことを根拠とともにお教えいただき、とても嬉しいです。  呉音はお経などの読みだとは聴いたことがあり、普通は漢音だとのこと。それも江戸以降でしたか。  呉音、漢音のことはお伺いしても、理解するのに今の自分には、多分たくさんの勉強をしなければ、理解できないと存じます。  混乱したことばを使わないようにできれば、一応今の私には目的が達成されます。  ありがとう御座いました。

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