日本の韓国キリスト教徒弾圧は単純に韓国人への加害だということになるのでしょうか

質問

韓国人は日本が韓国のキリスト教徒を弾圧したことについて、日本による加害行為であるということで非難しております。
（日本が韓国のキリスト教徒に行ったことについて：http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1423678929）
この話を聞いたときに、単純に日本による加害行為であったと言えるのでしょうか。詳しいことは知らないのですが、韓国のキリスト教徒弾圧についてはキリスト教団体が時の政府〈朝鮮総督府〉の政策に従わないので、政府が武力を持って制圧したのであって、朝鮮人弾圧と結び付けられるのでしょうか。
日本では白河法皇が天下の三不如意 『加茂川の水、双六の賽、山法師＝（比叡山の僧兵）』だけはどうしようもないと言っていたぐらい、仏教団体が時の政府に従わなかったので、最終的には織田信長の比叡山焼き討ちにまで会いましたし、江戸時代の島原の乱では多数のキリスト教徒が虐殺の限りを受けましたが、これらのことは時の政府の加害もあったが、宗教団体のほうも無法の限りを尽くしていたと政府と宗教団体と両方の立場の言い分があります。
それならば、韓国におけるキリスト教弾圧についても朝鮮総督府側の言い分も合ってもよさそうなのですが、これは聞いたことがありません。
逆に言えば、比叡山焼き討ちや島原の乱について、織田信長や徳川家光の言い分などは全て抹消して単なる加害行為だとみなすべきなのでしょうか。

回答No.1

nacam · ベストアンサー

日本でも、政府に従わないキリスト教徒は、弾圧されました。
戦前の日本政府の考え方は、「国家神道を認め、天皇を神として認めれば、お情けでキリスト教の信仰を認める」というものでした。
（1939年宗教団体法）
これにより、ペンテコステ系の教派は禁止・解散させられました。
またセブンデイズ・アドベンチスト系では、牧師全員と一部信徒の逮捕が行われ、教会が解散させられました。
当時日本本土以上にキリスト教が強く、天皇を敬うことの無かった朝鮮では、反発が強く、それによる弾圧も強かった可能性はあります。

日本政府としては、朝鮮人だから弾圧したのではなく、日本政府の意向に沿わない人を弾圧したのです。

回答No.3

Roman0

「単純に」という条件が付いていますから、「なりません」が回答です。

　理由は既出で、日本政府の方針に従わなかったから。

　オウムの教祖や信者が逮捕されたのは、オウムを信じたからではありません。犯罪を犯したからです。それと同じ。

　信長と比叡山の関係も同じで、比叡山が武装もし、荘園からの収入や物資の通行税からの収入という経済力も持って信長の方針と対立したから攻められたのであって、仏教を信仰していたから攻められたわけではありません。つまり、当時の寺社は、政治的には戦国大名と同じだったということです。この点、No.2 で回答されている通りです。
　そしてその証拠に、仏教の信仰や研究自体を信長は一切禁じていません。

　島原の乱におけるキリスト教にしても、松倉重政氏の苛政に対する一揆の指導コンセプトにうまく使えるから使われた程度のものであって、宗教弾圧ではありません。反乱を起こした勢力を武力で鎮圧するのは、どこの国でもいつの時代でも当たり前のことです。宗教が絡んだからというだけでそれを特別視するのは、偏った見方と言うものですね。
　もっとも、島原の乱の時点ではキリスト教の他国侵略の尖兵としての位置づけが家康にばれていたので、その実証になった故に禁教が強化されることにはなりました。その意味で、宗教弾圧の強化の理由にはなっていますね。

　結論としては、あなたの言うのとは逆で、宗教団体側の言い分などは全て抹消して単なる犯罪行為だと看做す方が、まだ歴史の流れの主要要素を把握できることになります。

お礼

皆様、回答ありがとうございました。

やはり時の政府の政策に従わない集団が武力制圧されたとみなすべきものなんですね。

ただ世の中は、皆様のようには考えず、朝鮮のキリスト教徒弾圧については単なる朝鮮人に対する弾圧であるとの意見がまかりとおっているような気がします。

回答No.2

jamiru

宗教組織は自主・自立の独立勢力なんですけど。

天下統一の途上で独立勢力は排除されるのは何処の国でも同じですけど？