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韓国ではなぜキリスト教徒が多いのですか?
先日、テレビで韓国は国民の3割がキリスト教徒と聞きました。 韓国は儒教の国と思っていた私は、少し驚きました。 仏教も確か朝鮮半島から日本に伝わったと教わったと思うのですが、なぜ儒教や仏教ではなくてキリスト教徒が多いのでしょうか? すみませんが、お教えくださいますよう、お願いいたします。
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”テレビで韓国は国民の3割がキリスト教徒と聞きました” ↑ これは、4割だ、いや5割以上だ、と諸説ありますが 3割、というのは最も控えめな数字です。 ”韓国は儒教の国と思っていた私は、少し驚きました。” ↑ 儒教の国ですよ。 キリスト教徒といっても、それは上面だけで、根は 儒教です。 だから、韓国のキリスト教も、韓国風のキリスト教に なっています。 仏教といっても、日本の仏教が日本独自の仏教である のと同じです。 例えば、牧師が世襲とか、社会に対する貢献をしない で派手な宣伝ばかりとか。 ”なぜ儒教や仏教ではなくてキリスト教徒が多いのでしょうか?” ↑ 1,儒教の締め付けが厳しく、そこから逃げる意図が あったと言われています。 この傾向は、特に女性に強く、キリスト教信者には 女性が多いのです。 2,こういう下地があるところに、キリスト教が 入ってきました。 キリスト教は、病人や弱者救済を熱心にやり 宣伝も上手かったので、信者を増やすことが 出来ました。 3,最近はプロテスタントの腐敗が激しいので、 カトリックが増えているそうです。 以上、慶応大学教授 浅見雅一「韓国とキリスト教」 から抜粋しました。
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- jkpawapuro
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韓国はベトナム戦争に軍隊を派遣したバーターに、アメリカから多くの移民枠を割り当てられました。 ベトナム戦争後ってのは韓国はまだまだ貧しく、ややもすれば餓死者が出るような貧困国の時代です。 そして何のつてもない韓国人が豊かさを求めてアメリカに移民するのを夢見た場合、その窓口として強く機能したのがキリスト教だったんです。韓国人と中国人は外国に移民しても現地に溶け込まず自分らのコミュニティーを強烈に築くことはよく知られていると思います。そういった人的ネットワークの形成に韓国のキリスト教教会が大きく寄与したんですよね。 そう言った意味で韓国におけるキリスト教は実用的な側面が強く、そうした意味で朝鮮戦争後の貧困期に大きく普及した背景もあります。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 韓国は、昔は餓死者がでるほどの貧困国だったのですね。 韓国人が豊かさを求めてアメリカに移民する場合、その窓口として機能したのがキリスト教だったのですね。 人的ネットワークの形成に韓国のキリスト教教会が大きく寄与した、そのような意味で韓国のキリスト教は実用的な側面が強いのですね。 いろいろお教えいただき助かりました。 心から感謝いたします。
>なぜ儒教や仏教ではなくて 韓国、北朝鮮を支えているのは儒教思想です。 韓国は今でも儒教の正当な継承者であると自負しいます。 清は北方民族です。中華である漢民族の王朝ではありません。 現在の漢民族は儒教を否定する共産主義です。 >キリスト教徒が多いのでしょうか? 色々な説があります。 民度がどうの権力者がどうのという考えは受け入れられていません。 江戸幕府は徹底的に弾圧しましたが、隠れキリシタンと呼ばれる人達が残り続けました。 明治維新後に国家神道の普及に多額の国費を投入しましたが、仏教行事や仏教に基づく習慣はなくなりませんでした。 仏教はヒマラヤ山脈を越えてユーラシア大陸の北部に伝わりましたが、西側の中近東地域には定着しませんでした。 南方仏教も東南アジアには広がりましたがアラビア半島には定着しませんでした。 このような点を考慮して、韓国の人達に受け入れやすい素地があったのだろうと考えられています。 儒教とキリスト教が共通しているのは、唯一絶対なるものの存在です。 仏教や日本の神道には、最高神という考え方はあっても唯一絶対な存在はありません。 中国でも仏教は時代によって栄枯盛衰はありますが、儒教のように脈々と今日まで伝わるということはありませんでした。 儒教での唯一絶対なる存在というのは「天」と表現されます。 キリスト教の場合は、エホバ、ヤハウエなどと表現されます。 イスラム教ではアラーと表現されます。 韓国の人達にとっては、儒教の「天」にかわるものとしてのエホバ(ヤハウエ)の存在は受け入れ易かったのではないのでしょうか。 日本に仏教が伝来した時にも日本人は外国の客人神(とつくにのまれひとがみ)として受け入れています。 八百万神が多少増えたな~ぐらいの感じです。 受け入れをめぐっての政争も、教義についての論争ではなく、災いをもたらす神か否かという観点から繰り広げられました。 ザビエルによってもたらされたキリスト教についても、阿弥陀如来にかわる来世の平安を約束するもの、という受け入れ方で、唯一絶対なものという考え方は定着しなかったようです。 聖母マリアもマリア観音として受け入れています。 他力本願という考え方の延長線上での受け入れかただったようです。 弾圧されたのは、秀吉や家康よりも偉い神様がいると考えたからだ、などというのは全くあてはまりません。 現在の日本人でも唯一絶対神というものに対する感覚は徹底的に欠如しています。 理性で解っても感覚では感得できていません。 恐らく日本と韓国とでのキリスト教の普及に差があるいのは、この辺りによるものではないのでしょうか。 但し、韓国で受け入れられているキリスト教は欧米とは若干異なるようです。 この差は、キリスト教徒でない以上は解らないかと思います。 カトリックとプロテスタントの差異が説明できない身としては説明できません。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 韓国は、今でも儒教の正当な継承者であると自負しているのですね。 儒教とキリスト教は唯一絶対なるものの存在という共通点があるのですね。 それが儒教は天でキリスト教はエホバなのですね。 日本のキリスト教は唯一絶対のものという考え方は定着しなかったのですね。 聖母マリアをマリア観音として受け入れているといのは興味深いです。 現在の日本でも唯一絶対神というものに対する感覚は徹底的に欠如しているということ、よくわかります。 私も初詣のとき神社とその近くにあるお寺の両方に行くことがよくあります。何の抵抗もなく拝んでいます。 いろいろお教えいただき助かりました。 心から感謝いたします。
- love_pet2
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日本政府が朝鮮半島を統治する直前まで、朝鮮半島は亜細亜で最も貧しく、不潔な場所だったんです。文明がほとんどいきわたっていない蛮地でした。 伝染病などの疫病流行を心配した欧州のキリスト教団体が大量のミッションを半島に派遣しました。その宗教活動のお陰で救われた朝鮮人が多く居ました。結果的に後にキリスト教徒に宗旨替えするのが増えたということです。 それまで朝鮮人は何らかの宗教を持ってましたが元々文明度が低かったので熱烈な信者ではなかった。簡単にキリスト教へと宗旨替えした。 その後、日本政府が統治したときも宗教の自由を彼らに与えていました。こんな理由によります。半島は教会堂の数も多いですよ。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 昔の朝鮮半島がアジアで最も貧しい国だったことを知りませんでいた。 欧州のキリスト教団体が大量のミッションを朝鮮半島に派遣したのですね。 そして、簡単にキリスト教へ宗旨替えをしたのですね。日本では、簡単に宗旨替えをする人は少ないと思います。 日本政府が統治していた時からキリスト教徒は多くいたのですね。 いろいろお教えいただき助かりました。 心から感謝いたします。
- kusirosi
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儒教精神は、韓国人の生活と精神の基盤をなしているが 宗教としての儒教信徒は約42万人とかなり少ない。 それでも、日本よりは多いが・・・ 現在では、ほぼキリスト教と仏教、拮抗している キリスト教は朝鮮王朝末期の1882年に布教がみとめられて以来、 急速に定着した。 基督教改新派(プロテスタント)の信徒数は約900万人、 天主教(カトリック)の信徒数は約300万人とされている。 内村鑑三の 二つのJ と同様、 韓国では 当初 儒教的側面からキリスト教が 理解されたが、 日本への併合に、国教たる儒教が無力であったことや 日本に反発し独立を求める傾向から、 儒教仏教が衰退し、キリスト教増加し、 独立後も、李承晩金大中などクリスチャン政治家の台頭や アメリカの支援もあり、 キリスト教が拡大した。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 韓国ではクリスチャンの政治家が多いのですね。 金大中がクリスチャンということを知りませんでした。 大統領がクリスチャンだったりするのですね。 いろいろお教えいただき助かりました。 心から感謝いたします。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 3割はかなり控えめな数字で、5割以上だという説もあるのですね。 韓国はキリスト教徒が多くても儒教の国なのですね。 キリスト教徒といっても根は儒教なのですね。 牧師が世襲なのは驚きました。 儒教の締め付けが厳しかったのですね。儒教ってよく知らないのですが、締め付けの厳しい教えなのですね。 キリスト教が広がる下地のあるところにキリスト教が入ってきて病人や弱者救済をやって、宣伝も上手かったので信者をふやすことができたのですね。 いろいろお教えいただき助かりました。心から感謝いたします。