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毒性試験

前臨床での毒性試験を行うのに、マウスでなくラットを積極的に使用するのはなぜですか。

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回答No.3

こんにちは. ウチの会社でも毒性試験ではラットを用いています. しかし,国が定めた動物実験方法のガイドライン(GLPといいます)では,マウスあるいはラットのどちらかと,ウサギ(毒性試験の中の生殖発生毒性試験)であればよいことになっており,マウスを用いたらダメというわけではありません. #2の方のご回答にもあるように,血液量が少ないというのはデータを得る側としては困りものです. といいますのは,GLPのガイドラインでは可能な限りたくさんデータを集めることが定められており,万一ラットであれば得られたであろうデータがマウスでは得られなかったとなると,ラットで再試験となる可能性があり,試験にもよりますが費用にして約1000万円以上の出費となります. この額をムダにした場合,たいてい責任問題になるでしょうね. そうなると,きちっとデータを取ることを考えるた場合,マウスは使いにくいと思います. 血液について書き込みますと,マウスの場合,剖検時に採血で得られる血液量は約1mLで,ラットでは10mL前後です(もちろん動物種や性別,週齡にもよりますが).臨床検査では,だいたい血液生化学に1mL,血液学に2mL,塗沫標本に1mLくらいの血液が必要だと思いますので,1mLしかない血液で何ができるかというと,正直頭を抱えてしまいますね.

その他の回答 (2)

  • Tokio100
  • ベストアンサー率9% (1/11)
回答No.2

ラットの方が動物の大きさが適当である点だと思います。 マウスは小さすぎてハンドリング(取り扱い)が難しい、 強制経口投与がやりにくい、また、臓器の大きさも小さく血液も必要な量を確保できないなど、 代謝などの動物の特性を考える事が重要ですが、 その前の扱いやすさでラットが選ばれているのではないでしょうか。

  • ma_
  • ベストアンサー率23% (879/3732)
回答No.1

無毒性量を調べるのには、ラット・マウスどちらもつかうようですよ。

参考URL:
http://www.nfri.affrc.go.jp/guidance/soshiki/kikaku/eiseitaisaku/main02_3.html

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