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LM318について
1,5ピンのBAL/COMPまた,8ピンのCOMPの目的がわからないので初歩的な質問かもしれませんが教えてほしいです. また使用していない場合やはりグラウンドに繋げておいた方が良いものなのでしょうか? 2,3ピンのinput端子についての質問です. この端子に入る別の端子からのoutputは正常な波形が出ているのですが,LM318をソケットに差込み,2,3ピンをオシロスコープで測定するとその波形が正常に測定できなくなります. 3ピンのinputと同じような波形がノイズ交じりで2ピンでも測定されました. こういう場合LM318以降の回路で不具合があるということなのでしょうか? デジタル回路については今年から卒研で勉強し始めたので初心者なので質問自体くだらないかもしれませんが,思い当たる意見がありましたら参考にしたいので,よろしくお願いします.
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- KEN_2
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こんばんは アナログ回路初心者とのことでポイントを絞って回答します。 >1,5ピンのBAL/COMPまた,8ピンのCOMPの目的がわからないので・・・・ 1.1,5ピンのBAL の端子の使用目的は、増幅度が高く微少信号レベルで使用して出力電圧にオフセット電圧が発生しますが、この電圧が無視出来ない使用回路の場合にオフセット調整回路を追加します。 通常の使用範囲の±100mV以上の信号レベルを使用する場合は問題にならないので無視しても影響ありません。 参考に本ICのLM318は、データシートから下記の値です。 Input Offset Voltage Typ;4mV、Max;10mV 2.8ピンのCOMPの目的は、位相補償の目的でオペAMPの初段で負帰還を掛けて高域の周波数やステップ状信号の応答で発振したり不安定になる現象を防止する目的で追加します。 ゲイン0dBの電圧フォロワで使用して、10MHz以上の信号が入力されなければ本ICのLM318では必要ありません。 本ICでは「COMP」端子がありますが、本ICよりも少し後期以降のICでは不要になっており、考慮する必要は無くなっています。 >使用していない場合やはりグラウンドに繋げておいた方が良いものなのでしょうか? オープンのままで使用してください。 デジタルICの空き端子の処理と異なり、アナログ回路の場合はGNDなどに繋いではいけません。 動作しなくなるか、最悪の場合ICが破壊します。 データシート14ページの[Schematic Diagram]を参照すると、ダーリントン接続の差動増幅器の負荷となる定電流回路のバイアス動作回路に接続されていますので10KΩ以下にすると動作しなくなります。 >2,3ピンをオシロスコープで測定するとその波形が正常に測定できなくなります・・・・・ >こういう場合LM318以降の回路で不具合があるということなのでしょうか? 通常オシロスコープのプローブを使い1MΩの負荷であれば問題ありませんが、アース接続の問題では?と推定されます。(出力端子5ピンで測定して判断してください。)
- anachrockt
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LM318のピン接続については,データシートに出ています. http://www.national.com/ds/LM/LM118.pdf 1,5,8ピンを使用しない場合はオープンにします. グラウンドに繋げたら,最悪壊れるでしょう. ピンをオシロスコープで測定する場合は,プローブと直列に100~1kΩの抵抗を入れるのが普通です. LM318は発振しやすいんで,オシロスコープのプローブを直接ピンに接続すると,浮遊容量で位相が回って発振することがよくあります. 昔の測定器の基板を見ると,オシロスコープ観測用のテストピンはICのピンから100~1kΩの抵抗で引き出されていました. (LM318は1970年の発表で,今時LM318を使う人は見たことがありません)
お礼
ありがとうございました. 使用しないピンはグラウンドに繋いでおけば良いのかがとても疑問だったので参考になりました.
お礼
ありがとうございます. 詳しく返事してもらい,とても助かりました.