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ダイオード
ダイオードを2つ使用した両波整流回路と、ダイオードを4つ使用したブリッジ整流回路の出力波形をオシロスコープで観測したところ、ブリッジ整流回路の出力波形の方が大きかったのですが、これは測定ミスですか? 理論的に、ダイオードの数が多いとそのぶん減衰してしまい、ダイオードを4つ使用したブリッジ整流回路の出力波形のほうが小さくなってしまうと思うのですが。
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>ダイオードを2つ使用した両波整流回路 って、巻線に中点があるやつですか? 中点を接地にして、両端がダイオードに繋がる・・・・ 半波整流を逆相で2つ並列にしたことになります。回路に働く電圧は、巻線の両端の電圧ではなく、中点から両端の電圧です。 ブリッジへ繋いだのは、「上記の中点と一方の端(一端は開放)」ですか? 「巻線の両端(中点は使用しない)」ですか? もし、後者ならば、ブリッジへの入力は2倍の電圧となってしまいますから、「ダイオード2個の回路」の2倍弱の電圧が出ます。 なお、「オシロスコープで観測」とのことですが、負荷はどうなっていますか? 整流回路の測定では、ある程度電流を流してみてください。トランス等の特性などで妙な電圧が出ていることがあります。
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- e10go
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>ダイオードを4つ使用したブリッジ整流回路の出力波形のほうが小さくなってしまう 同じ整流電圧を取出す回路では、そうなるとは限りません。 中点タップ付きトランスとブリッジ用トランスの巻線比・巻線の太さが同じで、 (無負荷では無く)同じ負荷電流を流せば、そのようになります。 実際は、定格電圧100Vのトランスでは、無負荷の時に100Vより高い電圧が出ように作っています。 トランスには巻線抵抗があり、電流を流すとその分、電圧が降下します。 そこで、電圧降下分を見込んで定格電圧より高めの巻線比で巻いています。 そうすることで、定格電流を流した時に定格電圧が出るようにしています。 しかしそのために、無負荷や定格電流より少ない時には、定格電圧より高い電圧が出ます。 どれくらい高い電圧が出るかは、トランス毎で異なります。 質問者さんのケースでは、実験の結果そうなったという事です。
お礼
わかり易い解説ありがとうございました。
- ymmasayan
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与える交流電圧と平滑回路が同じだとおっしゃるとおりです。 ただ、平滑回路がコンデンサーインプットとチョークインプットで 出力の直流電圧が違います。 また、ダイオードが2個の場合と4個の場合ではトランスの巻き線が違います。 もし、同じトランスだとつなぎ方によってブリッジのほうが2倍の電圧がでるはずです。 あと、ダイオードの順方向電圧降下が違うのかも。
お礼
トランスの巻き方が同じ場合ブリッジの方が2倍になるんですね。測定結果もそのようになっていました。解説ありがとうございました。
お礼
巻き線の中点をとるのと、とっていないのでは、全然違った結果になるんですね。勉強不足でした。解り易い説明ありがとうございました。
補足
両波整流回路はまき線に中点がある回路です。一方、ブリッジは巻き線の両端のほうです。