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頼山陽について

江戸時代後期の儒学者、頼山陽が十三歳のときに作った詩について質問です。安岡正篤さんの著書「青年の大成」には 十有三の春秋 逝く者は已に水のごとし。 天地、始終なし 人生、生死あり。 いずくんぞ古人に類するを得て 千載青史に列せん。 とありましたが、他に調べると、 十有三春秋 逝く者は已に水の如し 天地始終無く 人生生死有り 安ぞ古人に類して千載青史に列するを得ん。 といのがありました。最後の部分の古人に類するを得てと、古人に類して~得ん、とではどちらが正しいのですか?詩についてはあまり詳しくないのでよろしく簡単にお願いします。

みんなの回答

  • KoHal
  • ベストアンサー率60% (110/181)
回答No.2

漢詩の読み下しはかなり自由度が高いので、どのような読み方でもかまわないといえばかまいませんが。 ご質問の読み下しに関しては「得」の目的節が何処までなのかということですね。  得→類古人 と判断すれば「いずくんぞ古人に類するを得て千載青史に列せん」  得→類古人千載列青史 と判断すれば「安ぞ古人に類して千載青史に列するを得ん」 私なら後者の解釈を取ります。 なお、後者の解釈を取りながらあえて前者の読み下しをする場合もあります。詩の場合、読み下しが次の句にまでまたがるのを避ける気持ちがありますから。 でもそれならNo.1の方の「安ぞ得ん古人に類して千載青史に列するを」の方がスマートですね。

kekulevon
質問者

お礼

参考になるご意見ありがとうございます。昔の偉人をよく勉強して、人生の手本にしたいと思います。

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.1

頼山陽の「述懐」という詩ですね。  安得類古人  千載列青史 私は前者のように読んでしまいそうですが、ネットで検索すると後者の方がポピュラーな読みのようです。 → http://www.dokidoki.ne.jp/home2/tokiwa/ginei/jykki.html 「安得」は独立させると「いずくんぞ えん」と読めます。 ですから、ここだけを先に読んで、  安得 古人に類して  千載青史に列するを という読み方だって出来るのではないかと思います。 上記URLのページにある読み方は、「いずくんぞ えん」の間に、その内容をサンドイッチさせた形。 私の示した読み方は、漢詩の朗詠をする場合の読み方かもしれません。 意味は変わりませんから、結局は、その人の好みに帰するのではないでしょうか。

kekulevon
質問者

お礼

回答ありがとうございます。意味が変わらないのなら、些細なことを気にする必要はないですね。この詩を初めて知ったとき、十三歳でこんなすばらい詩を作れるのに驚きました。そしてその志の高さにも脱帽しました。