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アルベルト・ジャコメッティのデッサンの魅力はなんですか?
人物クロッキーをしていますが、かれの作品はどんな所が魅力だとおもいますか? 個人的な意見でよいので教えてください。
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こんばんは。 空間が序々に見えてくる所、初めは無意味に見える線の集まりにしか見えない物が、一本の線の無駄も無いように思えてくる所。 と個人的な意見でいいんですよね。 その辺はキュビスムの絵に似てると思っています。ピカソはだまし絵みたいな描き方してしまってますが。 ジャコメッティの物のとらえ方がわかるようなきがしてきます。目の動きを誘導されているというか。 彼が実際に描いている所を、彼の目を借りてみているような。 描かれている空間よりも、それを描いている時が再現されているように思います。 しつこく言うと、ジャコメッティのデッサンを見ると言う事は、 (わたしがそれを見る度に)彼の見た物をそこに見るのでは無くて、 彼の見ると言う行為を体験しているようなものだと思います。
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- jakyy
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彼のデッサンは凄いという表現につきますね。 ジャコメッティの線の細い人物の彫刻ばかりを鑑賞していましたが、 今、人物像のデッサンを見ますと、なんと内面の奥深いものが見えてきますね。 顔の表情を掴むまで描きこむというのでしょうか。 こういうデッサンは、見えるものを描くというよりも 見えないものを描くというのでしょう。 下記のサイトを読んで、余計に凄い彫刻家、画家だと感じました。 またというデッサンは 下記のサイトにあります。 http://www.lares.dti.ne.jp/~a-kawai/other/giaco.html 文章にある「矢内原伊作」の肖像デッサンは下記のサイトです。 http://www.antaios.net/museum/giacometti1.htm
お礼
>見えないものを描くというのでしょう。 まさにこの一言に尽きると私も思います。
- goyouhituji
- ベストアンサー率41% (10/24)
まるで、空間そのものを紡ぎあげ、 物体の存在を証明していくような、、、、、。 写実的な捉え方を逸脱し、 さらに、モノの内面を追求していく。 眼を閉じたあとに、網膜(心象)に残るもの、 それこそが 真の姿であると。 モノを見ることは、内面をみることに通じ、 動き有るものは、例え静止していても、 その動き、躍動感を伝えきらねばならない。 以上、そんな事を提唱し探究し続けたのではないか? それが、我々の心を今日も捉えて離さないのではないであろうか?と、私は感じるのすが。如何でしょうか
お礼
>動き有るものは、例え静止していても、 >その動き、躍動感を伝えきらねばならない。 歩く男のクロッキーなんて歩くリズムが伝わってきますよね。
お礼
>描かれている空間よりも、それを描いている時が再現さ>れているように思います。 高校生に美術を教えているのですが、やはり 『こんな針金みたいのが何でいいのか?』 くっえてかかってきますね、気の強い生徒は。 実際描いて見ると彼の偉大さが実感できるのですが。 ありがとうございます。