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がん検査 PETの評価
10年位前、PETががん検査(検知)の画期的な技術として紹介されましたが、 最近、あまり評価を聞くことがありません。 その後どうなったのでしょうか? 今でもがん検査の強力なツールとして活躍しているのでしょうか? 機能的な問題点等あればその点もご教示下さい。
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No.4です。 残念ですが、現在のところは詳しい手引書はありません。 少し古いもので、日本アイソトープ協会から発行されている手引書がありますが、現在分かっている詳細な項目に関しては記載されていません。 様々なPET施設で、独自のパンフレットやホームページ等を作成しているところがありますので、参照してみてはいかがでしょうか。 しかしながら、私の知る限りでは詳しく載っているものはないようです。学会や行政が共同して作成していく必要があると思われます。 PETに関しては、まだまだ新しい薬の開発という点で可能性があり、研究が進めばさらにがんの診断精度は向上するものと思われます。がんの種類ごとに専用の薬が開発されるかもしれません。 現在検診で使用されているFDGという薬以外に、メチオニン、コリンなどが使われ始めています。
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- o-rin
- ベストアンサー率76% (23/30)
10年前の過熱報道には、PET本来の使い方が無視されて、がん発見の強力なツールという言葉だけが先走っておりました。 国立がんセンターの発表は、非常に偏った発表で、本来PETで苦手とする分野で他の検査と比較をしていたため、15%しか・・・という記事になりました。PETの過熱信者の妄想から目を覚まさせた点では一つの転機にはなったと思われますが、本当の必要性も無視されるような結果を招いてしまいました。偏った情報の報道は困ったものです。 さて、PETのがん検診は、現在のところあまり表に出ないようですが、一部の方々には熱烈な支持を受けております。この方たちは、もちろんPETの弱点・利点を知った上で、他の検査と組み合わせて受診しているといった状況だと思います。自覚症状のない早期の状態でがんが発見できれば、完治の可能性がそれだけ高くなるため、それに越したことはありません。早期がんが発見され、見つかった時は相当なショックでしょうが、適切な治療で完治されるかたは非常に多くなってきています。ただ、PET検診と一口で言っても様々な施設がありますので、どこでも同じ結果になるとは限りません。先に述べた方々は、非常に多くの情報をかき集め受診する施設を決めているようです。良い装置が導入されているかどうか、きちんとした診断を下しているか、万が一病気が発見された場合治療への手続きがきちんとしているかなどです。 あれから10年も経つと装置の改良・薬の開発など、PETも様々技術革新をしております。どのような病気に非常に効果があるか、どの点が弱いのかなど、たくさんの情報が集まってきていますので、以前とは比べ物にならないくらい活躍の場があると思います。ただ、以前ほど過激な宣伝や報道が無くなっただけのことだと思います。
補足
何が正しくて、何が間違っているのか(どういう検査が得意で、どういう検査が苦手なのか)・・・PETの正しい手引書、というようなものはないのでしょうか?
- USB99
- ベストアンサー率53% (2222/4131)
3年前、国立ガンセンターがPETの感度を発表し、他の検査で癌が見つかった人の15%しかPETでは検出できなかったとの結果に、結構、PET信者の人はショックを受けていました。 その頃から、癌のスクリーニング検査としてのPETの評価は低下し、転移の検索とかPETの正しい使われ方がなされてきたと感じています。
- riffy13
- ベストアンサー率60% (903/1488)
もう導入されてから年数がたっているので、取り立てて騒がれることがなくなっただけです。 普通に活躍しています。 薬剤の性能も上がってきているので、昔に比べ、癌発見の精度が上がってきています。
毎年受けています 例えばですが 腫瘍マーカーが急激にに上昇したのに エコー・レントゲン・CTでは どこで何が起きているのか判らなかったら PETを受ける → ここが悪かったのか と判る(初期の骨転移とか) そういう使い方です それと 糖分が集まりやすい部分は 腫瘍と同じように映りますから 場所によってやPETでは最初から判らない 乳がんは3割負担で検査が受けられるけど 胃がんだと十割負担であるとか… ガンの特性などで分けられてしまったので 誰でも簡単に受けられるわけじゃないです 初期の がん検診のような状況でガンを発見するツールというよりは 手術後などの転移の確認で使うことが多いです …私の周りはガン患者ばかりですので そういうことになりますけど…
お礼
きわめて充実した内容のご回答をいただき、誠に有難うございました。