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マイナースケールの使い分けが分かりません
マイナースケールには主に3種類あり、ナチュラル、ハーモニック、メロディックとあると知りました。なぜそんなに種類があるのでしょう?どうやって使い分けるのですか? たとえば、アドリブなどのとき、どのマイナースケールを弾けばこの曲にふさわしいのかなど、なにを基準に分かるのでしょうか?
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- trgovec
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なぜ3種類あるのか? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%AD%E9%9F%B3%E9%9A%8E この説明で分かると思います。要は第7音をどうするかです。 使い分け…作曲のときどう使い分けるかは、結局のところどういう雰囲気にしたいかによります。第7音がナチュラルのままだと、ごく一般論ですが、素朴な、民族音楽的な、ときに野卑な、乱暴な、蓮っ葉な感じがします。第7音が半音上がると、上品な、現代的な、教養があるような、近代以降の西洋風な感じでしょうか。 アドリブでは…これは非常に難しい(以下 key=Am とします)。第7音を半音上げるか、ナチュラルのままかは選択を間違えると雰囲気をぶちこわしかねないからです。 V(7) の和音が E7 であれば(教科書に出てくる曲の多くはこれで、イ短調の3和音は Am, Dm, E7 であるとすることも多い)スケールはハーモニックかメロディックかというと必ずしもそうではありません。Am や Dm のところ(もちろんそれ以外のコードのところにも)第7音は出てきてもいいわけだし、E7 のところにあえて「ソ」をぶつけることもあります。曲の雰囲気次第ということでこれは理論というより経験がものを言います。 ただ大まかに言って、V7 に E7 を使ってあって歌のメロディはメロディックマイナースケールでできているような曲のアドリブで「ソ・ナチュラル」を多用すると確実に雰囲気を壊します。こういう場合、ナチュラルな第7音は素朴さよりも野卑さを演出してしまうと私は思います。
お礼
非常に分かりやすいご説明を、ありがとうございました。 とても参考になりました!