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英語とドイツ語
英語をマスターしてからドイツ語を学ぶとマスターしやすいと、友人がいってましたが本当ですか?
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系列の近い言語ですから、英語をほとんど知らないよりははるかに有利ですが、素直な気持ちでドイツ語を受け入れられなくなるという弊害もあります。 ドイツ語には名詞に、男性・女性・中性という文法上の性別があります(自然の性別とは必ずしも一致せず、ものにも性別がある)。これは印欧系なら普通のことですが、英語が標準のような錯覚を持っていると「めんどくせえ」と敬遠してしまいます。他にも文法的関係を明示する語形変化(格変化)があり、これも挫折の原因になります。もともと英語が苦手な人ならともかく、大学の英文科の学生のような言語的センスがあるはずの人でも第2外国語に挫折するのは、英語が標準的という誤解と怠慢が原因です。 Schmetterlinge zu sammeln (Schmetterlinge = butterflies, zu = to, sammeln = collect) これをどう解釈しますか。この構造を習っていなければ「分からない」というのが当然ですが、英語の得意な人は文法書を調べずに「集めるべき蝶」とやらかしてしまうのです。正解は「蝶を集めること」です。不定詞の目的語は zu よりも前に置くのがドイツ語のやり方です。 「では『集めるべき蝶』とどのように区別するの」と思うかもしれませんが、そういう疑問も思い込みから来ているのです。不定詞を直接後ろに付けて形容詞的に使うことはできません。die zu sammelnde Schmetterlinge とか関係代名詞を使って表現します。 これは一例ですが、系統が近くてもやはり別言語という認識が必要で、応用には限界があること、英語基準で考えてはいけないこと、など注意点があります。
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- wakaranan
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共に西ゲルマン語族の言語ですから、基本は似ています。 もとは同じでしょうが、英語はデーン人、ノルマン人やのちにはフランス語の影響を受けて様相が変わり、 また母音の発音が大きく変化するなど、ドイツ語とは異なる部分もかなりあります。 しかし、英語をマスターした人なら、ドイツ語を読んでだいたいの意味はつかめるのではないでしょうか。 しかも、一説によるとドイツ語は最近英語の影響を受けて文法が変わりつつあるとのことです。単語も英語から輸入してますし。
ドイツ語には格変化があるので英語よりも面倒なのは確かです。