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「少くない」はどういう意味?

次のURLをご覧下さい。 http://www.aichi-kyosai.or.jp/service/culture/internet/language/english/english_2/little_fewmuch_many.html 上から5行目あたりに【Few(少い)】とあります。(その下にもありますが) これは「すくない」と読ませる意図があると思いますし、ほとんどの人はそう読むでしょう。 つまり「少」を「すくな」と読ませているわけです。 「すくない」は「少ない」と送りがなをふるのが普通です。 でも、たまには「少くない」とふる人もいます。(「少し」を「少こし」からの延長?)「少」の音は「す」と考えるのでしょうか。 http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k111750392 それでは、「少くない」はどう読むのでしょうか。 1.「すくない」 2.「すくなくない」 私は過去に小説で「少くない」を「すくなくない」と読まないと筋が合わない例に出会ったことがあります。 次の例はかなり混乱させます。 http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/topics/akutagawa2.htm 本文、上から2行目の「少くとも」と5行目の「少くない」はどうなんでしょう。 私は文学的素養は全くと言っていいほどありませんので、あまり細かい文学論は抜きにして、気楽にご回答下さい。

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回答No.4

>つまり「少」を「すくな」と読ませているわけです。 そうです。 これが本来の「少」の訓みで、「少」の訓みを「す」とするのは、明らかに誤解です。 「訓み」は本来の漢字には無いもので、文字の意味を説明する読み方ですので、これが絶対正しいというのは存在しないようで、慣例によって使用されているようです。 >「少くない」はどう読むのでしょうか。 「少」の訓みを「す」とは読まないので、2の「すくなくない」です。 >「すくない」は「少ない」と送りがなをふるのが普通です。 「普通」をどう解釈するのかですが、「絶対的に正しいとは言えないが、多くの人が用いている」としてよいと思います。  これでいくと、「すくない」は本来、「少い」ですが、多くの人が「少ない」と表現していると解釈するのが妥当だと思います。 >本文、上から2行目の「少くとも」と5行目の「少くない」はどうなんでしょう。 「少」は「すくな」と読むという解釈です。   「少くとも」は、「すくなくとも」  「少くない」は、「すくなくない」 で疑問はありません。 どうしても「な」を常に送ると思うのであれば、「少」の訓は、「すく」となり、「すくなくない」は「少なくない」と、最初の送り「な」は必要となります。 戦後、送り仮名の付け方を整備してから、逆に、たとえば「少」を「す」と訓む人が出てきたりして、混乱が増しているようにも感じています。 参考までに、新解明国語辞典(三省堂)による解釈を転記します。 〔取り扱いに問題のある送り仮名に就いて〕 史的に見れば、送りがなは、訓みの確認のため漢字の傍らに随時小書きしたもので、一貫した理法など由来 存じない。 然しながら、規範を生命とする辞書の場合、全くの無方針を避けるとすると、結局 常識の範囲内で多く送るものと、比較的少なく送るものと、問題の場所を語ごとに示せば用を広く弁じることが出来るのではないかと考えた。 とあります。 「常識の範囲内で多く送るもの」の中に「少い」があります。 この辞書の表記は、   すくな い   少(な)い とあり、この場合の送り仮名の「な」は、送らないのが本来ですが、“常識の範囲内で多く送るもの”の分類に入れてあります。 “比較的少なく送るもの”としては、汚(な)い、伴(な)う、上(ぼ)る、下(だ)る などがあります。

wakaranan
質問者

お礼

丁寧なわかりやすい、ご回答ありがとうございました。

wakaranan
質問者

補足

>そうです。 これが本来の「少」の訓みで、「少」の訓みを「す」とするのは、明らかに誤解です。 これでスッキリします。 >戦後、送り仮名の付け方を整備してから、逆に、たとえば「少」を「す」と訓む人が出てきたりして、 混乱が増しているようにも感じています。 Googleで「少くない」を調べたところでは、80%が「すくなくない」で、20%程度「すくない」がありました。 しかも、ちゃんとした文はすべて「すくなくない」でした。「すくない」はブログなどで目立ちました。

その他の回答 (3)

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.3

『送りがなのつけ方』(1959年) 1.送り仮名は活用する部分を送る。 2.他の活用語を含むものはその活用語に準ずる。 3.慣用が定着しているもの、誤読のおそれがないものは2によらず、1によってもよい。 4.(例外) 読み方が紛らわしいものは余分に送る。 「少ない」「行なう」「表わす」「断わる」など。 『送り仮名の付け方』(1973年) 「行う」「表す」「断る」が本則となったが、「少ない」は変更なし。 本当を言えば、「少い」「少くない」でなんら紛らわしくありません。 「少くない」を「すくない」と読む人がいるかも知れないなどということは余計なお世話でした。 それより「敬意を表した」の「表した」を「あらわした」と読む人が出現したことのほうがよほど問題です。

wakaranan
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 11:08

wakaranan
質問者

補足

「表した」を「あらわした」と読んでいました。すみません。(漢字変換すると最初に出てきます。) 「すくなくない」を漢字変換すると「少なくない」と変換されますが、「少くない」と変換されるソフトはあるのでしょうか。 『送りがなのつけ方』(1959年)の4.からは「少なくない」が妥当だと思うのですが。 Googleのヒット数では、 「少くない」・・・・   22,700件 「少なくない」・・・3,490,000件 となっています。

  • Idler999
  • ベストアンサー率27% (63/231)
回答No.2

ご質問のように、誤読させる可能性があるため、通常は「すくない」を「少ない」とするのが普通です。 「すくなくない」は「少なくない」ですが、古い文章ではまだそこら辺が統一されていないのかもしれませんね。 最後の例では、2行目が「すくなくとも」、5行目が「すくなくない」でしょう。前後の文章で判断するしかありません。

wakaranan
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。  10:25

wakaranan
質問者

補足

最後の例は、大御所なので畏れ多いのですが、一方では明治の文豪は気まぐれな日本語の使い方をした印象があるので、 すぐには判読できませんでした。

  • spring135
  • ベストアンサー率44% (1487/3332)
回答No.1

それでは、「少くない」はどう読むのでしょうか。 1.「すくない」 2.「すくなくない」 答えは2.です。これを1.と読むのは小学生でも少ないでしょう。 ニュアンスは文脈によっても変わりますが、基本的な意味合いは「多い」ということです。 海外の方ですか。

wakaranan
質問者

お礼

早速のご回答、ありがとうございました。 10:14

wakaranan
質問者

補足

いえ、れっきとした日本人です。 でも、2番目の例は、「少くない」と書いて、「すくない」と読ませてますね。小学生以下ですか。

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